クレジットカードを初めて作る方は「費用や手数料がかからないか不安」だと思います。結論から言うと、年会費無料のクレジットカードで一括払いなら費用や手数料はかかりません。
ここでは、初めてクレジットカードを作る方や学生の方に向けて、クレジットカードを作ったり使ったりするときにかかる費用について解説します。
クレジットカードの手数料・費用
クレジットカードの手数料・費用が発生するのは下記の通りです。下記に該当しなければ手数料・費用はかかりません。
- 年会費有料のクレジットカードを作った場合
- ETCカードを発行した場合
- 分割払い(3回払い以上)で支払った場合
- キャッシング機能で現金を借りた場合
- リボ払いで支払った場合
- 海外でクレジットカードを使った場合
特に注意する必要があるのは「クレジットカードの年会費」と「分割払いとリボ払い」です。
年会費有料のクレジットカードを作ると、1年に1度の年会費がかかります。年会費がかからない「年会費無料カード」なら費用は一切かからないので、年会費を支払いたくない方は年会費無料カードを作りましょう。
分割払い・リボ払いで支払うと金利手数料がかかります。一括払いなら手数料は一切かからないので、基本的には一括払いで支払いましょう。また、支払い時に店員さんに何も伝えずクレジットカードで支払うと自動的に一括払いの支払いとなります。
クレジットカードの発行手数料
クレジットカードは発行手数料がかかりません。管理人は200種類以上のクレジットカードの知識がありますが、すべてのクレジットカードが基本的に発行手数料無料です。
ただし、クレジットカードのうち期間限定のデザインカードなど一部のカードは発行手数料が500円程度かかる場合があります。発行手数料がかかるカードは申し込みページに「発行手数料」の記載があるので、気づかずに発行手数料がかかることはありません。
クレジットカード年会費
クレジットカードは「年会費無料カード」と「年会費有料カード」があります。年会費無料カードならカード維持費は一切かかりません。
ただし、「初年度年会費無料」と記載されているカードは注意が必要です。カードを作った1年目は年会費無料ですが、2年目以降はカードに応じた年会費がかかります。
年会費有料カードは年会費1,000円~10,000円程度が一般的です。一部のゴールドカードやプラチナカードは年会費10万円以上のカードもあります。年会費有料カードでも基本的な機能は変わらず、海外旅行保険が付いていたり、お店の優待特典が付いていたりするだけです。
ETCカード年会費・発行手数料
クレジットカードは高速道路・有料道路の支払いができるETCカードの発行を申し込むことができます。カード会社によって、ETCカードの年会費・発行手数料がかかる場合があります。
ETCカードの発行手数料は500円程度、ETCカードの年会費も500円程度に設定されているのが一般的です。一部のカード会社はETCカード発行手数料無料・ETCカード年会費無料としています。
分割払い手数料
クレジットカードの支払い方法のうち、3回払い以上の分割払いを利用した場合は金利手数料がかかります。金利手数料はクレジットカードによって異なり、実質年率10.0%~18.0%程度に設定されています。
実際にどれくらいの手数料がかかるかと言うと、10万円の商品を12ヶ月払いで購入した場合、1年間で約1万円の手数料がかかります。(実質年率18.0%で計算)
キャッシングの金利手数料
クレジットカードは銀行やコンビニのATMで現金を借りられる「キャッシング機能」を付けることができます。キャッシング機能はクレジットカードを作るとき「キャッシング枠」を申し込まないと利用できません。
キャッシングを利用すると、借りた金額に応じて金利手数料がかかります。キャッシングの金利手数料は実質年率18.0%に設定されていることがほとんどで、10万円借りて毎月返済したら1年間で約1万円の手数料がかかる計算になります。
リボ払いの金利手数料
リボ払いは毎月のクレジットカード料金を定額で返済する支払い方法です。使い方によっては最も危険な支払い方法になります。
クレジットカードを初めて作る方は、クレジットカード申し込み時に支払い方法を「リボ払い」を選択しないようにしましょう。気づかないうちに借金ができてしまう可能性があります。
仮に毎月のクレジットカード利用料金が5万円だとして、毎月のリボ払いを5,000円に設定していたとすると、毎月5,000円だけ支払えば良いです。しかし、支払っていない45,000円は未払い料金として毎月積み重なっていき、未払い料金に対して金利手数料がかかります。未払い料金が少しずつ増えて金利手数料の金額がどんどん大きくなるので、返済できなくなる場合があります。
しかし、上手く使えば支払いを後回しにできる便利な機能なので、クレジットカードの使い方に慣れて知識があれば利用しても良いでしょう。
クレジットカード支払い方法の種類
クレジットカードはお店で支払うときに支払い方法を選択できます。店員さんに何も伝えなければ手数料がかからない一括払いになります。
一括払い
一括払いはクレジットカード料金の支払日にカード料金を一括で支払う方法です。一括払いは手数料が一切かからないので、基本的には一括払いで支払いましょう。
クレジットカードには「締め日」と「支払日」があります。クレジットカードによって決まっている締め日までの料金を合計して、翌月の支払日に支払います。支払いはクレジットカード申込時に登録した銀行口座から自動的に引き落とされます。
2回払い
2回払いは分割払いの一種ですが、通常の分割払いと違って金利手数料がかかりません。そのため、金利手数料無料で支払いを先延ばしにしたい場合は2回払いを利用するのがおすすめです。
2回払いで支払うと1回目の支払日に半分、2回目の支払日に残りの半分の料金を支払います。支払いが分割されるので、銀行口座の残高と支払金額をしっかり確認しておきましょう。
ボーナス払い
ボーナス払いは夏と冬にある年2回の支払日にカード料金を支払う方法です。基本的には高額商品(1万円以上くらい)を購入するときに利用できる支払い方法です。ボーナス払いは金利手数料がかからないので、積極的に利用して良い支払い方法です。
仮にボーナス払いの支払月が1月と8月に設定されているクレジットカードの場合、1月~7月の支払いは8月の夏のボーナス払い、9月~12月は1月の冬のボーナス払いで支払うことになります。
ボーナス払いは、クレジットカード利用限度額が長期間減ってしまうというデメリットがあります。利用限度額とは、毎月クレジットカードで支払える金額の上限のことです。クレジットカード利用限度額(ショッピング枠)が30万円に設定されているクレジットカードで20万円の商品をボーナス払いで購入したとすると、残りの利用限度額が10万円になるので、ボーナス払いが完了するまで毎月クレジットカードで支払える金額の上限が減ってしまうということです。
学生やフリーターでもボーナス払いを利用できる
学生やフリーターなど会社のボーナスがない方でも、ボーナス払いで支払うことができます。ボーナス払いはあくまでも「ボーナスの時期に一括で支払う返済方法」なので、ボーナスがなくても利用できるという仕組みです。
ただし、ボーナス払いを利用するような商品の購入では金額が大きくなるため、支払いの時期までに返済できるだけのお金を銀行口座に入金しておくのを忘れないようにしましょう。
分割払い
分割払いは、商品の購入金額を指定した分割回数で支払う方法です。3回払い~24回払いなど、自由に回数を決めて返済できます。クレジットカードによって決まっている金利手数料がかかるので、できるだけ少ない回数で返済した方が金利手数料は少なくなります。
リボ払い
リボ払いは、毎月の支払日に決まった金額だけを支払う方法です。リボ払いは下記のようにデメリットが多いので、リボ払いの返済方法や金利手数料を理解した上で返済計画を立てて利用しましょう。
未払いの料金に対して金利手数料がかかる
未払い料金が少しずつ増えて金利手数料が増えていく
未払い料金がいくら残っているのかわかりにくい
海外のカード利用では海外手数料が約2%かかる
クレジットカードでかかる手数料として、海外手数料があります。海外手数料とは、クレジットカードで支払った金額に対して発生する手数料のことです。
海外手数料はクレジットカードの国際ブランド(VISA、MasterCard、JCB)などで一律で決まっています。国際ブランドによって海外手数料は異なりますが、海外でクレジットカード支払いすると利用金額の約2%が手数料としてかかると覚えておきましょう。
海外手数料は分割払いやリボ払いと違って、通常の一括払いと同じように次回の支払日に海外利用金額の約2%が上乗せされて一括で支払います。後々支払いが必要になったり、リボ払いのように金額が積み重なったりすることはないので安心してください。
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