大学生でクレジットカードを持っていない方は「大学生ってクレジットカード必要?」「クレジットカードを作るか迷っている」という人も多いと思います。
結論から言うと、クレジットカードは大学生のうちに作ったほうが良いです。ここでは、なぜ大学生のうちにクレジットカードを作ったほうが良いのか解説します。
ネットショッピングの支払いが楽
ネットショッピングで商品を購入する際、クレジットカードがあれば支払いが楽になります。
ネットショッピングでは、代引き、銀行振り込みで商品を購入することもできますが、振り込み手数料や支払いの手間がかかります。また、クレジットカードがあれば2回目以降のショッピングでクレジットカード情報を記録できるため、スムーズに買い物ができます。
大学生ならネットショッピングを利用することも多いと思うので、毎回支払いに時間を使うのは時間の無駄です。
月額サービスの支払いに必要
動画配信サービスのHuluやNetflix、音楽配信サービスのApple MusicやSpotify、携帯電話料金、家賃、光熱費などなど、月額料金がかかる支払いは多いです。家賃や光熱費は銀行口座から自動引き落としができますが、一部の月額サービスはクレジットカードがないと登録できません。
家賃や光熱費の支払いでも、クレジットカードを通して支払った方が支払い履歴を残せるので管理が楽です。また、支払いでトラブルが起きたとき、明細を取っていなくてもカード会社の履歴に残っていれば支払いが証明できます。
現金よりもお得
クレジットカードの支払いでは、支払い金額に応じてポイントが付きます。一般的にポイント高還元率と言われているクレジットカードは、支払い金額の1%程度が還元されます。
一人暮らしの大学生は、1ヶ月あたりの出費が約6万円と言われています。その場合、1年間で72万円の出費があるので、仮に支払い金額の1%がポイント還元される場合、1年間で約7,200円もお得になります。
支払いが楽な上、現金よりもお得ならクレジットカードを使った方が良いですね。クレジットカードによっては、飲食店やショッピングで割引特典が付いているため、さらにお得になります。
クレジットカードは海外旅行に必須
日本は現金支払いが一般的ですが、海外ではクレジットカードで支払うのが一般的です。大学生であれば卒業旅行として海外旅行に行く可能性も考えられますし、就職してから海外出張に行く可能性もあります。
クレジットカードは申し込んだら必ず作れるわけではなく、所定の審査があり審査に落ちるとクレジットカードが作れません。また、審査に通っても発行まで時間がかかるのですぐに使えません。つまり、急に海外に行く必要が出てきたとき、クレジットカードを持っていないと困ります。
また、海外旅行中の現金引き落としは、クレジットカードを使った「海外キャッシング」という方法が一般的です。日本の銀行口座を使って現地通貨を引き出すと、為替手数料がかかるためです。
「自分は海外旅行なんてしない」という人でも、将来的に新婚旅行や出張で海外に行く可能性は考えられます。急に必要になったときのためにクレジットカードを持っておく方が堅実でしょう。
大学生のうちはクレジットカード審査に通りやすい
クレジットカードの審査では、申込者の収入や勤続年数を調査して信用があるか調査します。新社会人で勤続年数も収入も少ないうちは、クレジットカードの審査に通りにくいと言われています。
しかし、クレジットカード会社は、学生からのクレジットカード申し込みに対して収入を調査しません。学生は親の保護下にあるため、支払いが困難になる可能性が低いからです。
また、クレジットカード会社は、若いうちにクレジットカードを作ってもらって、長く自社のクレジットカードを使ってもらいたいと思っています。そのため、学生のうちは審査に通りやすく、クレジットカードを作る絶好の期間ということです。
クレジットヒストリー(クレヒス)が残る
クレジットヒストリーとは、クレジットカードの支払い履歴のことです。クレジットヒストリーは個人信用情報機関という機関に記録され、その人物が信用できるかどうか判断するために利用されます。
クレジットヒストリーは、クレジットカードの審査、自動車ローンの審査、住宅ローンの審査などに使われます。学生のうちにクレジットヒストリーを残しておけば、きちんとお金を返済する人物として見なされるため、自動車ローンや住宅ローンの審査にも通りやすくなります。
大学生のうちにクレジットカードを作っておけば、毎月の返済により社会的信用を得られます。そのため、クレジットカードは早めに作っておいた方が良いと言えます。
現金よりクレジットカードは安全
クレジットカードというと「不正使用が心配」「セキュリティが心配」「落としたら大変そう」など危険なイメージを持っている方も多いと思いますが、実は現金よりもクレジットカードの方が安全です。
クレジットカードには「盗難補償」や「不正使用補償」があり、クレジットカードを盗まれたり、落として不正使用されたりしても、きちんとカード会社に連絡すれば全額補償されるようになっています。
現金を落としてしまうと、拾った人が届けない限り手元には戻ってきませんが、クレジットカードなら補償が付いているので安心ということです。
ネットショッピングサイトで「カード情報流出」などがたまにニュースになりますが、こういったトラブルも全てカード会社が補償してくれます。