アルバイトをしていない学生でもクレジットカードは作れる

アルバイトをしていない学生でもクレジットカードは作れる

クレジットカードは一時的にお金を借りている状態になるため、「収入がない学生はクレジットカードを作れない」と思っている方も多いと思います。しかし、実際は学生でアルバイトをしていない方でもクレジットカードは作れます。

ただし、クレジットカードを作れるのは大学生や専門学校生など、高校を卒業している学生の方だけです。いくら本人収入があったとしても、高校生はクレジットカードを作れないので注意しましょう。

アルバイトをしていない学生でもクレジットカードは作れる

学生はアルバイトをしていない方でもクレジットカードを作れます。ただし、クレジットカードの申し込み条件である「18歳以上」の条件を満たしている必要があります。そのため、高校生はアルバイトをしていて本人収入があったとしてもクレジットカードは作れません。

また、本人収入なしでクレジットカードを作れるのは「大学生」「短大生」「専門学校生」など、世間的に学生として認められる方のみです。予備校生や浪人生などは「学生」という扱いではないため、本人収入がなければクレジットカードを作れません。また、予備校生・浪人生の方は職業を「学生」ではなく、「フリーター」として申し込む必要があります。

学生の種類 アルバイトしている アルバイトしていない
大学生・短大生・専門学校生 作れる 作れる
高校生 作れない 作れない
予備校生(浪人生) 作れる 作れない

収入がない学生でもクレジットカードを作れる理由

収入がない学生でもクレジットカードを作れる理由は、学生は親の収入で生活しているからです。親の収入で生活しているということは「親の扶養」という扱いになるので、学生本人にアルバイト収入がなかったとしてもクレジットカードを申し込めます。

万が一、クレジットカード料金が返済できなかった場合には、「親がカード料金を返済してくれるだろう」とカード会社は考えます。そのため、本来クレジットカードは本人収入が必要ですが、学生なら本人収入がなくても作れるということです。

また、学生は海外に留学へ行くためにクレジットカードが必要になったり、クレジットカードでしか支払えない料金があったりするので、アルバイトをしている学生だけにクレジットカードを発行してしまうと学生が不便で困ってしまいます。

親の収入は審査に少し影響する

学生がクレジットカードを申し込む場合、親の収入が審査に少し影響します。クレジットカード申込時には「本人年収」と「世帯年収」を記入する欄があり、アルバイトをしていない学生は本人収入が0円です。つまり、学生の審査では親に返済能力があるかが重要になります。

  • 本人年収:学生本人の収入
  • 世帯年収:家族と学生本人の年収(合計額)

親の返済能力が重要になるとは言っても、金銭的に問題なく生活できている一般家庭であれば、通常はクレジットカード審査に問題なく通ります。クレジットカード審査における世帯年収は「クレジットカード料金を毎月きちんと返済できるか」を判断するためのものなので、あまり心配する必要はないでしょう。

世帯年収は正しく申請しよう

クレジットカードの申し込みでは収入証明書を提出しません。つまり、申込者が申告した本人年収や世帯年収のデータを元に審査を行っています。申込時に嘘の年収を書いたり、必要以上に年収を多く書いたりすると審査時に怪しまれて、逆に審査に落ちる可能性があります。

そのため、世帯年収は給与明細書や源泉徴収票に記載されている金額を元に、ある程度正確な金額を記入しましょう。数万円単位で正確に記入する必要はありませんが、本来の世帯年収と比べて50万円~100万円以上の差が出てしまうと虚偽申告と判断される可能性があるため注意しましょう。

学生がクレジットカードを作るときの年収の書き方については、「学生がクレジットカードを作るときの「年収」の書き方」のページで詳しく解説してます。