マイルを貯めたい学生の方は「どのクレジットカードがマイルを貯めやすい?」「マイルを効率良く貯めるには?」など疑問も多いと思います。
結論から言うと、JALマイルを貯めるなら「JALカードnavi」、ANAマイルを貯めるなら「ANAカード(学生)」を作るのがおすすめです。どちらも学生専用カードで、学生でもマイルを貯めやすい特典が付いています。
JALマイルを貯めるならJALカードnaviがおすすめ
JALカードnaviは在学中年会費無料の学生専用カードで、100円の支払いごとに1マイル貯まるマイル還元率1%のクレジットカードです。コンビニやスーパーなど、どんなお店の支払いでも100円=1マイル貯まるので、飛行機にあまり乗らない学生でも普段の生活でマイルを貯めやすいのが特徴です。
また、JALカード特約店で支払いすると獲得マイルが2倍(100円=2マイル獲得、マイル還元率2%)になります。獲得マイルが2倍になる特約店はイオン、ファミリーマート、マツモトキヨシ、ENEOSなど、普段の生活で利用するお店も多いです。
もちろん、JALカードnaviは飛行機の搭乗でもマイルが貯まります。飛行機搭乗のフライトマイルは通常の10%アップとなります。また、カード入会後の初めての飛行機搭乗では1,000マイル、毎年初回の搭乗でも1,000マイルのボーナスマイルを獲得できます。
ANAマイルを貯めるならANAカード(学生用)がおすすめ
ANAカード(学生用)は在学中年会費無料の学生専用カードです。毎月のカード利用金額1,000円ごとに10マイル貯まるマイル還元率1%のクレジットカードです。
ANAカード(学生用)は、飛行機搭乗で貯まるプレミアムポイントに応じて、学生カード専用ボーナスマイルを獲得できます。プレミアムポイント5,000ポイントで1,000マイル、プレミアムポイント10,000マイル獲得できます。飛行機搭乗で貯まるプレミアムポイントは計算が複雑なので省きますが、簡単に説明すると国内線の利用で2,000~3,000プレミアムポイント獲得できるので、国内線を往復すればボーナスマイルを1,000マイル獲得できる計算になります。
ANAカード(学生用)は、25歳以下の飛行機運賃が安くなる「スマートU25」の対象です。航空券を購入する際にU25運賃で予約すれば、最大50%安く航空券を購入できます。
また、ANAカード(学生用)には、海外旅行傷害保険と国内旅行傷害保険がそれぞれ最高1,000万円付いています。国内・海外の旅行中にケガや病気があったとき、旅行保険が適用されます。クレジットカードを持っているだけで適用される自動付帯の保険なので、面倒な手続きは一切ありません。
通常のポイント還元率1%カードではマイルを貯めにくい
「ポイント還元率1%のクレジットカードでもマイルを貯められるのでは?」と思うかもしれませんが、通常のクレジットカードではマイルを貯めにくいです。クレジットカード利用で貯めたポイントはマイルに交換する必要があり、一般的にマイル交換レートが低い(2ポイント=1マイルになる)のでマイルに交換すると本来のポイント数よりも減ってしまいます。
例として、楽天カードで貯めたポイントをマイルに交換する場合、楽天スーパーポイント2ポイント=1マイルとなっています。楽天カードはポイント還元率1%のカードですが、ポイントをマイルに交換すると実質マイル還元率は0.5%と低くなります。
つまり、JALマイルやANAマイルを貯めるのであれば、カード利用金額に応じてマイルが直接貯まるJALカードnaviやANAカード(学生用)が優れているということです。
学生がマイルを効率良く貯める方法
学生がマイルを効率良く貯める方法を紹介します。
普段の買い物で貯まるショッピングマイル
頻繁に飛行機に乗らない学生の方は、普段のお買い物で貯まるショッピングマイルでマイルを貯めるのがおすすめです。JALカードnaviやANAカード(学生用)は普段のお買い物で100円あたり1マイル貯まるマイル高還元率カードなので、今まで現金で支払っていたお買い物をクレジットカードに変えるだけでマイルを貯めることができます。
また、お買い物だけではなく公共料金や家賃の支払いをクレジットカード支払いしてもマイルは貯まります。毎月5万円の家賃支払いがあるとしたら、5万円×12ヶ月×マイル還元率1%=6,000マイルが1年間に貯まります。
その他にも、ネットショッピングの支払いや、毎月支払いがある定額サービス(HuluやNetflixなど)の支払いをマイルが貯まるクレジットカードで支払えば、毎月自動的にマイルが貯まるようになります。
飛行機に乗ると貯まる搭乗マイル
JALカードnaviやANAカード(学生用)は、飛行機に乗るときに貯まる「搭乗マイル」でマイルを貯められます。
JALカードを持っているなら航空会社JALの飛行機を利用する、ANAカードを持っているならANAの飛行機を利用しなければ搭乗マイルは貯まりません。つまり、利用する航空会社は1つに絞った方が搭乗マイルを貯めやすいということです。
「JALとANAどっちがマイルを貯めやすい?」という疑問があると思いますが、JALとANAはライバル企業なので、マイル還元などのサービスはどちらも同じ程度です。JALとANAどちらを選んでもマイルの貯まり方に大きな差はないと言えるでしょう。自分が便利だと思う航空会社、サービスが良いと思う航空会社を選択するのが良いでしょう。
ポイントサイトでマイルを貯める
ポイントサイトとは、ネットショッピングやサービスの申し込みでポイントを貯められるサイトのことです。「モッピー」「ハピタス」などのポイントサイトが有名です。
ポイントサイトを経由してネットショッピングする、旅行の予約などをするとポイントサイトのポイントが貯まります。ポイントサイトで貯めたポイントはJALマイルやANAマイルに交換できるので、通常のクレジットカード利用に加えてマイルを貯められます。
ただし、ポイントサイトは登録の手間、ネットショッピングの際にサイトを経由する手間などがかかるので、少しでも多くマイルを貯めたいという方だけ利用すると良いでしょう。
マイルの使い道は特典航空券がおすすめ
JALマイルやANAマイルは飛行機に無料で乗れる「特典航空券」に交換するのがおすすめです。マイルを特典航空券に交換した場合、1マイルあたりの価値は2円~5円程度になります。たとえば、10,000マイル程度あれば通常片道30,000円の飛行機に無料で乗れることになります。
マイルは他社のポイントやクーポン券などに交換することもできますが、その場合は1マイル=1円~1.5円程度の価値になるのがほとんどです。この場合、特典航空券に交換したときよりもマイルの価値は半分以下になります。マイルを貯めたのであれば、特典航空券に交換することでマイル本来の価値で利用することができます。
マイルを貯めるときの注意点
マイルを貯めるときの注意点を解説します。
マイル有効期限が切れる前にマイルを使う
JALマイル、ANAマイルはどちらもマイル獲得から36ヶ月がマイル有効期限です。マイル有効期限が切れた分は自動的に失効するので、マイル有効期限が切れる前に使うようにしましょう。
航空会社のマイルは、有効期限が近づくと「マイル有効期限まであと1ヶ月です」というメールが届きます。JALやANAからのメールは受信するように設定しておくと有効期限が切れる前に気づきやすいです。
マイル交換レートに注意する
ポイントをマイルに交換するとき、もしくはマイルをポイントに交換するときは、交換レートに注意しましょう。基本的にクレジットカードのポイント1ポイント=2マイルの価値があると言われているので、この基準よりも交換レートが悪い場合は交換しない方が良いです。
たとえば、JALやANAのマイルをクレジットカードのポイントに交換したいとき、1マイル=2ポイントに交換できるなら適正レートだと言えます。1マイル=1ポイントに交換となるなら、交換レートが悪いので交換すると損していることになります。
クレジットカードのポイントをマイルに交換するときは、2ポイント=1マイルで交換できるカード会社が多いです。マイルの価値を考えると、2ポイント=1マイルの交換は適正レートだと言えるでしょう。
基本的にはJALカードやANAカードで貯めたマイルは特典航空券に交換するのがおすすめなので、マイルはポイントに交換しない方が良いでしょう。