JCB CARD Wは「18歳～39歳限定」の若者向けカードなので、初めてクレジットカードを申し込む方でも審査に通ることは可能です。審査に通るために、正しい申し込み方法を知っておく必要があります。
また、JCB CARD Wは学生で本人収入がなくても申し込み可能ですが、JCBの審査基準を満たしていないと審査に落ちる可能性があります。
ここでは、初めてクレジットカードを作る方や、学生の方でもJCB CARD Wを作れるように、審査基準や申し込み時の注意点などを解説します。
JCB CARD Wの審査基準
- 収入（年収）
- 信用情報（クレジットカード利用履歴）
- 申し込み内容
初めてクレジットカードを作る場合の注意点
- 多重申し込み
- キャッシング枠なしで申し込む
JCB CARD Wの申し込み資格
JCB CARD Wの申し込み資格は「18歳～39歳で学生の方（高校生不可）」もしくは「18歳～39歳で安定した収入がある方」です。年齢制限の基準を満たしていない場合は審査に通りません。
学生の場合、申し込み資格に収入に関する記述がないため、アルバイトをしていない学生でもJCB CARD Wを申し込めます。
学生以外の場合、安定した収入が必要です。「安定した収入」とは言っても、アルバイト、フリーター、パート主婦、専業主婦の方でも申し込み可能です。
JCB CARD Wの審査に通る目安
JCB CARD Wの審査に通るためには、申し込み情報の入力を間違わないことが大切です。特に学生の方は収入なし（収入が少ない方）も多いため、申し込み情報を間違って入力するとその時点で審査に落ちる可能性が高くなります。
社会人、主婦、フリーターの審査では、本人の収入（年収）や世帯収入が重要になります。生活できる収入に加えて、クレジットカード代金を支払いできるだけの収入がない場合、返済能力がないと見なされて審査に落ちる場合があります。
JCB CARD Wの審査に通る目安（職業ごと）
| 職業 | 審査に通る目安 |
|---|---|
| 学生の方 | 申し込み情報の入力を間違わないこと |
| 社会人の方 | 年収200万円程度 |
| パート主婦・専業主婦の方 | 生活に困らない世帯収入があること |
| フリーター・アルバイトの方 | 年収150万円程度 |
学生の審査で重要視されること
学生がJCB CARD Wを申し込む場合、審査で重要なのは「申し込み情報の正しさ」と、クレジットカードを持っている場合は「過去のカード返済履歴」です。
初めてクレジットカードを申し込む場合は、申し込み画面で正しい情報を入力できているかしっかり確認するのが審査通過のポイントです。
また、2枚目のクレジットカードとしてJCB CARD Wを申し込む学生の方は、過去にクレジットカード料金をきちんと返済できているかを審査されます。
学生の審査で重要視されること
- JCB CARD Wの申し込み情報
- クレジットカードを持っている場合、過去の返済履歴
学生の審査で重要視されないこと
- 学生本人の収入
- 持っているクレジットカードの有無（1枚目でもOK）
- 居住形態（一人暮らし、実家暮らし）
- 学歴、学校の偏差値
未成年者は親権者の同意がないと審査に通らない
未成年者（20歳未満）の方は、親権者の同意がないと審査に通りません。JCB CARD Wを申し込むと、審査のときに電話がかかってくるので、ご両親に電話を変わってカード発行の許可を伝えてもらいましょう。
学生のアルバイト勤続年数や貯金額は審査に影響する？
JCB CARD Wのクレジットカード審査において学生のアルバイト勤続年数や貯金額は、審査にほとんど影響しません。
学生は短期のアルバイトをすることも多く、勤続年数が短かったとしても審査にマイナスの影響はありません。ただし、アルバイト収入があれば学生が自由に使えるお金があるということなので、少しだけ審査に通りやすくなります。
また、学生は両親の収入で生活していることがほとんどなので、学生本人の貯金額が少なかったとしても審査に影響はありません。
初めてクレジットカードを作る学生（スーパーホワイト）
初めてクレジットカードを作る学生の場合、過去に他のクレジットカード利用履歴がありません。クレジットカード利用履歴がない状態のことをスーパーホワイトと言います。スーパーホワイトの学生は、申し込み情報に問題がなければ審査に通るのが一般的です。
学生はクレジットカードの利用履歴がないので、審査に有利とも考えられます。「カード利用料金の返済が遅れている」「カードを持っているのに使っていない」などの利用履歴が残っているとネガティブ情報として扱われ、審査に通りにくくなるからです。
社会人は年収と信用情報が重要
社会人の場合、年収と信用情報がクレジットカード審査で重要視されます。JCB CARD Wの利用料金を毎月きちんと返済できるかは、年収と過去のクレジットカード利用履歴を調査すればわかるからです。
社会人がJCB CARD Wの審査に通るためには、年収は200万円程度が目安となります。年収が200万円あれば基本的に生活には困らず、クレジットカードで買い物しても返済には困らないと判断されるからです。
すでにクレジットカードを持っていて、JCB CARD Wを2枚目や3枚目のカードとして発行したい場合、過去のクレジットカード利用履歴である信用情報が重要になります。他のクレジットカードできちんと返済できていれば「返済能力がある人物」と判断されるからです。
新社会人でもJCB CARD Wの審査に通りますか？
新社会人（社会人1年目～2年目）で初めてクレジットカードを作る場合、毎月きちんと収入があればJCB CARD Wの審査はそれほど厳しくありません。
また、社会人1年目～2年目はお給料も少ないので、年収はあまり重要視されないと言えます。
主婦の審査では世帯収入が重要視される
パート主婦・専業主婦の方は、本人収入よりも世帯収入が重要になります。世帯収入は主婦本人の収入＋旦那さまの収入の合計額のことで、家族全員が生活できる収入があるかを審査されます。
総務省のデータでは「34歳以下の共働き世帯の収入は平均月収が約47万円」というデータがあります。これは手取り収入に換算すると毎月35万円～40万円程度になり、年齢が若い20代の世帯であれば手取り30万円～35万円が程度であることが予想されます。
つまり、主婦＋旦那さまの収入を合計して毎月の手取り25万円～30万円くらいあれば一般的な家庭であり、JCB CARD Wの審査に通過する目安となるでしょう。
アルバイト・フリーターの場合
アルバイト・フリーターの方がJCB CARD Wの審査に通るには、安定した収入があるかが重要です。JCB CARD Wの審査に通過する年収の目安は150万円程度となります。
また、フリーターとして生活している方は、実家住まいか一人暮らしかによっても審査通過率は変わります。実家暮らしであれば本人の家賃負担がないため審査に通りやすいです。一人暮らしだと本人の収入で家賃を支払っていると判断されるため、審査に通るための必要年収は高くなります。
また、フリーターはアルバイト先に何年務めているか、勤続年数によっても審査の通りやすさが変わります。勤続年数が長ければ収入が安定しているので審査に通りやすくなり、勤続年数が短ければ審査に通りにくくなります。アルバイトの勤続年数が半年以上あれば継続した収入があるため、審査に通りやすくなるでしょう。
JCB CARD Wの審査基準
JCB CARD Wの審査に通るためには「収入」「信用情報」「申し込み内容」の3つが重要です。
収入（年収）
学生以外がJCB CARD Wを申し込む場合、本人収入もしくは世帯収入が必ず必要です。審査通過の目安としては年収200万円程度になります。収入がないとJCB CARD Wのカード利用料金を返済できないからです。
年収は会社が社員やアルバイトに支払った金額のことで、税金が差し引かれる前の金額のことです。つまり年収200万円が必要ということは、月収なら17万円程度、手取り月収なら15万円程度になります。
また、「貯金があれば収入は必要ないのでは？」と思うかもしれません。しかし、JCB CARD Wはカード発行から3年～5年のカード有効期限が設定されるため、長期的にカード利用するために必要な「収入」が審査において重要視されます。
本人収入なしでも審査に通る？
JCB CARD Wの申し込み画面には「本人年収」もしくは「世帯年収」しか収入に関する入力項目がありません。そのため、親のお金などで生活している無職の方は基本的に審査に通りません。
信用情報
信用情報とは、過去のクレジットカードやローンの返済履歴のことです。個人信用情報機関という機関で管理されているため、JCBカード以外の信用情報も審査に影響します。
過去にクレジットカードやローンの返済が遅れた方は審査に通りにくくなり、3ヶ月以上の長期延滞があると更に審査が厳しくなります。
申し込み内容
申し込み内容は、JCB CARD Wの申し込み画面で入力する情報のことです。年収、職業、年齢、居住形態など、申し込み内容が間違っていると虚偽申告となり審査に通りません。
JCB CARD Wの申し込み時には、必ず申し込み内容が正しいか確認した上で申し込みしましょう。
キャッシング枠の申し込み有無
JCB CARD Wは申し込み時に「キャッシング枠」を申請でき、キャッシング枠を申し込むと審査が少し厳しくなります。キャッシングを使わない方は「キャッシング枠なし」「キャシング枠0円」で申し込みましょう。
キャッシング枠とは、コンビニATMや銀行ATMなどでお金を借りられる「キャッシング機能」を使える上限金額のことです。キャッシングを利用すると金利手数料が発生するため、もしキャッシングを利用する場合は事前に返済計画をしっかり立てましょう。
JCB CARD Wの審査に落ちる理由
「JCB CARD Wの審査に落ちる理由がわからない」という方は「多重申し込みで申し込みブラックになっている」か「JCBの社内情報でブラックリスト入りしている」可能性が高いです。
多重申し込み（申し込みブラック）が原因で審査落ち
多重申し込み（申し込みブラック）とは、半年以内に複数枚のクレジットカードを申し込んで審査に通りにくくなった状態のことを言います。
多重申し込み状態になった場合は、半年以上の期間を空けてからJCB CARD Wを申し込むと問題なく審査に通るようになります。
JCBの社内情報でブラックリスト入りしている
過去にJCBカードで返済延滞があった場合、JCBの社内情報に延滞履歴が残っていてブラックリスト入りしている可能性があります。
JCBの社内情報にブラックリスト情報が残ってしまうとJCB CARD Wを何度申し込みしても審査に通らないので、他のクレジットカードを利用して信用情報を綺麗な状態にすることをおすすめします。
JCB CARD Wの審査は厳しい？
「JCBカードはプロパーカード（国際ブランド発行カード）なので審査が厳しい」と昔は言われていました。しかし、JCB CARD Wは年会費無料で若者向けのカード機能となっているため、一般的な年会費無料クレジットカードと同等の審査難易度だと言えるでしょう。
50万円以上のキャッシング枠審査では収入証明書類が必要になる
JCB CARD Wで50万円以上のキャッシング枠を申し込むと収入証明書類が必要になります。これは貸金業法という法律で定められていて、収入証明書類から年収を元に審査を行うため、審査が厳しくなります。
また、他社のクレジットカードを含めて、合計100万円以上のキャッシング枠となる場合も収入証明書類が必要になります。
JCB CARD Wの審査で在籍確認の電話はある？
JCB CARD Wの審査では、職場に在籍確認の電話がかかってくる可能性があります。ただし、8割～9割の人には在籍確認の電話はかかってこないと言われており、下記に該当する方は在籍確認の電話がある可能性が出てきます。
職場に在籍確認の電話がかかってくる可能性がある方
- カードローンやキャッシングでお金を借りている人
- 過去にクレジットカード料金の延滞があった人
- キャッシング枠を申し込んだ人
職場に在籍確認の電話がかかってきたとしても「●●さんは職場でお勤めですか？」ということしか聞かれません。カードローンやキャッシング状況など、プライベートに関わることは絶対に聞かれないので安心しましょう。
JCB CARD Wの審査期間は最短10分程度
JCB CARD Wの申し込み内容に何も問題がなければ、最短10分程度で審査結果のメールが届きます。
3日～7営業日でカード発行
JCB CARD Wは3日～7営業日でカード発行されます。即日発行には対応していないので、お急ぎの方は早めにカードを申し込みましょう。
申し込みから5日～10日でカード到着
JCB CARD Wはカード発行されると郵送で発送されるため、申し込みから5日～10日程度でカードが手元に届きます。
審査状況と審査結果の確認方法
JCB CARD Wの審査結果はメールで届きます。審査状況を知りたい場合、申し込み時に入力したメールアドレス宛に届いている「入会メッセージボックス」のページで、「入会受付番号」と「判定状況確認用キーワード」を入力すると審査状況がわかります。
JCB CARD WとJCB CARD W plus Lで審査基準は違う？
JCB CARD WとJCB CARD W plus Lの審査基準は同じです。JCB CARD W plus Lはカードデザインが少し違って女性向けの特典が付いていますが、審査面でどちらが有利ということはありません。
JCB CARD W plus Lは男性でも審査に通る？
JCB CARD W plus Lは女性向けカードとして発行されていますが、男性でも申し込み可能です。男性がJCB CARD W plus Lを申し込んでも問題なく審査に通ります。