クレジットカード審査に落ちたときの対処法

クレジットカード審査に落ちたときの対処法

クレジットカードの審査に落ちた理由はカード会社に問い合わせても教えてくれません。そのため、「審査に落ちたらどうすれば良いかわからない」「他のクレジットカードなら審査に通るの?」など疑問も多いです。

ここでは、クレジットカード審査に落ちたときにどうすれば良いのか対処法を紹介します。

審査に落ちたら連絡メールが届く

クレジットカードの審査に落ちたら「審査結果のお知らせ」という連絡メールが届きます。また、カード会社によっては郵送で審査結果の連絡が送られてくる場合もあります。下記のようにカード発行できない旨が記載されていたら審査落ちです。

審査落ちの連絡メール例

  • 入会を見送らせていただきます
  • カード発行いたしかねます
  • 審査の結果ご希望に添うことができません

カード会社は審査落ちの理由を教えてくれない

クレジットカードの審査に落ちたら審査に落ちた理由を知りたいですが、カード会社に電話やメールで問い合わせても審査落ちの理由を教えてくれません。審査落ちの理由を教えてしまうと、不正な申し込みが起きてカード会社に被害があるからです。

また、クレジットカードの審査では申し込み情報や信用情報を利用して、カード発行するか総合的に判断します。何か1つの理由でクレジットカードを発行できないわけではなく、総合的に判断した結果審査落ちとなっているため、カード会社は明確に審査落ちの理由を伝える術がありません。

つまり、総合的に判断された内容のうち、悪い部分を取り除くことができれば他のクレジットカードの審査に通りやすくなり、同じカードを再度申し込んだとしても審査に通る可能性があります。

審査に落ちたときの対処法

クレジットカードの審査に落ちて、すぐに他のクレジットカードを申し込んでも審査に落ちる可能性があります。申し込みを行う前に審査に落ちた原因を考えて、審査が厳しくないクレジットカードを申し込むことで審査通過率を上げることができます。

審査落ちの原因を考える

クレジットカードの審査に落ちる原因は主に下記の4つです。これらの審査落ちの原因は「クレジットカードの審査に通らない理由」のページで詳しく解説しています。

  • 信用情報が傷ついている
  • 収入・年収が少ない
  • 収入が安定していない
  • カード会社からの電話連絡が繋がらない

審査で最も重要なのが信用情報です。過去にクレジットカードやローンの延滞があって信用情報が傷ついている場合は審査に通りにくいです。信用情報が傷ついてしまうとすぐには回復できず、5年以上経って自然に悪い情報が消えるのを待つしかありません。しかし、2ヶ月以上の長期延滞がない場合、審査が厳しくないカードを申し込めば審査に通る可能性はあります。

収入・年収はすぐに増やすのは難しいです。学生や専業主婦など本人収入がない場合は、アルバイトやパートを始めて収入が増えるようにするのも審査に通るための1つの手段です。本人収入が増えれば、家族全体の世帯年収も増えるので審査に通りやすくなります。

カード会社からの電話連絡が繋がらないのが原因で審査に落ちた場合、電話が取れれば審査に通る可能性があります。携帯電話の着信拒否設定をしている場合は設定を変更して、知らない電話番号からの電話に出たりするようにしましょう。

審査が厳しくないクレジットカードを申し込む

クレジットカードはカード会社によって審査の厳しさが違うため、審査に落ちた原因として審査が厳しいクレジットカードを申し込んでいた可能性があります。その場合、審査が厳しくないクレジットカードを申し込めば審査に通る可能性があります。年会費有料のクレジットカードやゴールドカードなどは審査が厳しいため、年会費無料のクレジットカードを申し込んでみると良いでしょう。

  • 年会費有料のクレジットカード:審査が厳しい
  • 年会費無料のクレジットカード:審査が厳しくない

また、銀行が発行する銀行系クレジットカードは審査が厳しいです。銀行系よりも審査に通りやすい信販系クレジットカードや流通系クレジットカードを申し込むと良いです。

クレジットカード種別 審査難易度
銀行系クレジットカード 審査が厳しい
信販系クレジットカード 審査が厳しくない
流通系クレジットカード 審査が厳しくない
交通系クレジットカード 審査が厳しくない

審査に落ちたカードの再申し込み

一度審査に落ちたクレジットカードでも、再度申し込むことは可能です。しかし、審査に落ちてすぐに申し込んでも審査に通る可能性は低いため、半年以上の期間を空けてから申し込んだほうが良いです。

審査落ちの記録は半年残る

クレジットカードの審査に落ちた記録は個人信用情報機関という期間に半年(6ヶ月)残ります。審査落ちの記録が残っているのはカード会社が確認できるので、半年以内にもう一度申し込んでも審査に通る可能性は低いです。そのため、1回目にクレジットカードを申し込んだ日をカレンダーなどに書き込んでおき、2回目の申し込みでは1回目の申し込みから半年以上経ったことを確認して申し込みます。

1回目の申し込みから半年経ったからと言って必ず審査に通るわけではありません。そのため、2回目の申し込みまでに他のクレジットカードを使って返済履歴(信用情報)を残し、審査に通りやすくなるよう準備しておきます。他のクレジットカードで返済履歴が残っていると「カード料金を毎月返済できる人・信用力がある人」とカード会社が判断するため、審査に通りやすいです。

半年以上経っても社内情報の審査落ち記録は残る

審査落ちから半年以上経つと審査落ちの信用情報は回復しますが、カード会社の社内情報として審査落ちの履歴は残っています。社内情報とはカード会社が独自に保管している記録で、情報が消えることはないです。

カード会社は過去に自社で延滞や滞納など不利益が生じるような方に対してカード発行を避けるため、社内情報を残しています。そのため、審査落ちの社内情報が残っていたとしても審査に通る可能性は十分あります。短期間に何度も同じカードを申し込むことがない限り、社内情報の審査落ち記録が審査に悪い影響を与えることはありません。

複数クレジットカードを持っているなら解約する

クレジットカードを複数枚持っていると、カード会社は「自社のカードを発行しても使ってもらえない」と考えるので審査に通りにくくなります。一度審査に落ちたら不要なクレジットカードを解約して、カードを使うために作りたいということがカード会社に伝わるようにしましょう。

具体的には、クレジットカードを5枚以上持っているとカード新規発行の審査に落ちやすくなります。日本人のクレジットカード保有枚数は平均3枚なので、5枚以上カードを持っているとカード持ちすぎ判定をされます。不要なクレジットカードを解約して4枚~5枚になるように調整しましょう。

再申し込みで審査に通る可能性はある

「一度審査に落ちたらもう審査に通らないのでは?」と考える方も多いですが、2回目のクレジットカード申し込みで審査に通る方もいます。基本的にカード会社はクレジットカードを多く発行して利益を増やしたいと考えているので、2回目の申し込みでも前向きに審査を行ってくれます。

入会キャンペーン中に申し込む

入会キャンペーン中はクレジットカードの審査に通りやすいです。入会キャンペーン中はテレビCMや電車内の広告などを出しているので、そのときに再申し込みしましょう。

入会キャンペーンは入会ポイントが多くもらえたり、キャッシュバック特典があったりします。また、テレビCMや広告を出すのに費用がかかるため、カード会社はできるだけカード会員数を増やしたいと考えている時期に入会キャンペーンを行っています。一度審査に落ちたカードでも入会キャンペーン中なら審査に通るということもあります。