イオンカードの審査基準と審査に通る人について解説

イオンカードを申し込む方から「フリーターでも審査に通りますか?」「専業主婦でも審査に通りますか?」という質問が多いです。結論を言うと、イオンカードはフリーターや専業主婦でも作れるクレジットカードです。

その他にも、イオンカードの審査基準や審査日数など、審査に関する疑問は多いと思います。ここでは、イオンカードの審査について解説します。

イオンカードの申し込み資格

イオンカードは18歳以上で電話連絡可能な方であれば申し込みできます。ただし、高校生の場合は卒業年度の1月1日以降のみ申し込み可能となっています。

イオンカードの申し込み資格(審査基準)

  • 18歳以上で電話連絡可能な方
  • 高校生は除きますが、卒業年度の1月1日以降なら申し込み可能
  • 未成年の方は親権者の同意が必要

ただし、未成年者(18歳~19歳)は親権者の同意が必要です。お母さま、もしくはお父さまに許可を取ってから申し込みましょう。

申し込みできる職業

イオンカードはフリーター、主婦、大学生の方など、どのような職業の方でも申し込みできます。また、イオンカードの申し込み資格には収入が必要という記載がありません。イオンカードの公式サイトには「専業主婦でも申し込み可能」と記載されているため、主婦の方でも安心して申し込めます。

イオンカードを申し込める職業

  • 正社員
  • 派遣社員(契約社員)
  • フリーター(アルバイト)
  • 主婦、専業主婦
  • 大学生、大学院生、短大生、専門学校生
  • 個人事業主(自営業)
  • 年金受給者

イオンカードの申し込み時に選択する職業欄には無職の選択項目がないため、無職で収入がない方は申し込みできません。フリーカメラマン、フリーランス、YouTube収入など、特殊な職業の方は自営業として申し込み可能です。

イオンカードの審査に通るための必要年収は?

イオンカード収入がない専業主婦でも申し込み可能なので、極端に言ってしまうと必要年収の規定はないです。ただし、主婦でも学生でもなく、本当に収入がない無職の方では審査に通るのは難しいでしょう。

申込者の職業 審査
主婦 収入がなくてもOK
大学生 収入がなくてもOK
無職 審査に通るのは難しい

また、フリーターの方でも申し込み可能となっているため、年収100万円程度でも審査に通る可能性は十分にあります。また、地方に住んでいる会社員や派遣社員の方は「都市部に住んでいる方よりも収入が少なくて不安」という方もいるかもしれませんが、イオンは全国展開しているスーパーなので地方在住者の収入がどれくらいかという点も考慮して審査してくれるでしょう。

イオンカードの審査日数・審査時間

イオンカードの審査日数は約1週間~2週間程度です。審査が終わって郵送でカードが届くまでの日数は申し込みから約1週間~3週間程度になります。

仮にイオンカードを4月1日に申し込んで無事審査に通った場合、4月7日~4月21日頃にはカードが届く日数計算になります。

4月1日にイオンカードを申し込んだ場合の例

  • 4月1日:インターネットで申し込み
  • 4月3日:本人確認書類の提出メールが届く
  • 4月12日:カードが郵送で届く

※イオンカードの審査日数・審査時間については「イオンカードの審査日数と審査時間」のページで詳しく解説しています。

イオンカードは審査結果の合否メールがないので、イオンカードが郵送で届いたら審査に無事通ったことになります。申し込みから1ヶ月経ってもイオンカードが届かない場合、イオンカードコールセンターに問い合わせれば申し込み状況を確認できます。

イオンカードの即日発行の審査時間

イオンカードは、申し込み当日に仮カードを発行できる即日発行に対応しているクレジットカードです。仮カードとはイオングループの支払いで使えるカードで、イオンカード(本カード)が届くまでの間は仮カードを使ってお買い物をしたり、ポイントを貯めたりできます。

当日に仮カードを発行するには「カード店頭受け取りサービス」をインターネットで申し込む必要があります。カード店頭受け取りサービスでは、申し込みから30分以内で審査結果が出ます。カード店頭受け取りサービスを申し込むと審査結果メールが30分以内に届くので、店頭に仮カードを取りに行けば仮カードを使えるようになります。

仮カードは当日中に発行できますが、イオンカード(本カード)が発行されるまでの期間は通常の申し込みと同じく1週間~3週間です。また、仮カードの審査に通ったからと言って、本カードの審査に通るわけではないので注意しましょう。

イオンカードの在籍確認・本人確認の電話

イオンカードは、申し込み時に記入した職場にカード申込者が本当に勤務しているか確認する在籍確認の電話がかかってくる可能性あります。また、申し込み時に記入した電話番号が正しいか確認する本人確認の電話もかかってくる可能性があります。

ただし、必ずしも在籍確認や本人確認の電話があるとは限りません。在籍確認や本人確認の電話がかかってくる確率は20%~40%程度と考えておくと良いでしょう。

電話の種類 電話のかけ先 かかってくる可能性
在籍確認 カード申込者の職場 あり
本人確認 カード申込者の電話番号 あり

※イオンカードの在籍確認について「イオンカードは在籍確認がある?電話の質問内容や電話がかかってくる確率」のページで詳しく解説しています。

イオンカードの在籍確認の電話は「○○(個人名もしくはイオンクレジットサービス株式会社)と申しますが、○○様(カード申込者名)はいらっしゃいますか?」と職場にかかってきます。カード申込者本人が不在でも、申込者が会社に務めていることがわかれば在籍確認の電話は完了します。

また、本人確認の電話は「イオンクレジットサービス株式会社の○○と申しますが、〇〇様(カード申込者名)でしょうか?」とかかってきます。本人確認の電話も、本人の電話番号だと確認が取れれば完了します。稀に仕事(職業)についての質問などをされることもありますが、普通に返答すれば問題なく終了します。

女性(主婦)はイオンカードの審査に通りやすい?

イオンカードは女性だからといって審査に通りやすいわけではなく、男性でも問題なく審査に通ります。申し込みにあたって、性別を気にする必要はありません。主婦の方がイオンカードを申し込んだ場合の審査については「イオンカードは専業主婦・パート主婦でも作れる」のページで詳しく解説しています。

過去にイオンクレジットサービスが発表したデータでは、カード会員の73%が女性、27%が男性となっています。これは男性が審査に通りにくいわけではなく、主婦の方からの申し込みが多いと考えるべきでしょう。このデータから、主婦でも問題なくイオンカードを発行できていると言えます。

また、イオンカードは主夫(男性)の方でも申し込みできます。イオンカードの申し込み時の職業欄では「主婦(主夫)」と表記されているので、家事や育児を担当している男性の方でも申し込み可能となっています。

高齢者でもイオンカードの審査に通る?

イオンカードは55歳以上の方限定で作れる「イオンカード(G.Gマーク付)」というカードが発行されています。イオンカードの申し込み条件に年齢の上限はないため、高齢者でもイオンカードを作れます。

また、イオンカードの申し込み時に選択する職業欄には「年金受給者」という項目があることから、高齢者の方に対してもイオンカードを発行してくれるということがわかります。

イオンカードの種類によって審査の厳しさは変わる?

イオンカードはカードの種類が20種類以上ありますが、基本的にどのイオンカードでも審査の厳しさは同じです。イオンカードが発行しているクレジットカードはどれも年会費無料で、カードデザインや特典が少し異なるだけで審査基準を変える必要がないからです。

たとえば、イオンカードセレクト、イオンカード(WAON一体型)、イオンカード(ミニオンズ)など、基本的なカード機能に大差はありません。審査難易度はどのカードを選んでも大して変わらないので、自分が作りたいカードを選ぶと良いでしょう。イオンカードセレクトと他のイオンカードの審査の違いは「イオンカードセレクトは他のイオンカードよりも審査が厳しい?」のページで詳しく解説しています。

イオンカードセレクトは銀行キャッシュカード機能が付いて「審査が難しそう」と思うかもしれませんが、実際にはカード会員がイオン銀行を利用してくれた方がカード会社は嬉しいので、イオンカードセレクトの方が審査に通りやすいかもしれません。

国際ブランドによって審査基準は変わる?

イオンカードはVISA、Mastercard、JCBの国際ブランドを選べますが、どの国際ブランドを選んでも審査の厳しさは変わりません。国際ブランドはあくまでも支払いができるお店(加盟店)なので、国際ブランドによってカード会社が審査基準を変える必要がないからです。

イオンカードの審査は甘い?

「イオンカードの審査は甘い」とインターネット上でよく見かけますが、実際はイオンカードの審査は甘くないです。イオンカードは申込者が申し込み時に記入した情報、個人信用情報機関という機関に記録された過去のクレジットカード情報やローン情報を元に、正しく審査を行います。

たしかに、申し込み資格に「安定した収入が必要」と記載されているクレジットカードや、年収200万円~300万円以上が審査通過ラインと言われているゴールドカードと比較すると、審査に通りやすいかもしれません。そのため、イオンカードは主婦や学生でも申し込みできる、申し込み基準が低いクレジットカードと表現するのが正しいと言えます。

イオンカードの審査が甘い?という疑問に関しては「イオンカードの審査は甘い?調査データを元に解説」のページで詳しく解説しています。

すべてのカード会社に共通することですが、クレジットカードを発行するとカード会社に貸し倒れ(貸したお金が返済されない)リスクがあります。つまり、クレジットカード料金を毎月きちんと返済してくれる方にのみイオンカードは発行されているのです。

イオンカードの審査に落ちる理由

イオンカードの審査に落ちる理由は、主に過去のクレジットカード料金延滞やローン返済延滞が原因です。また、本人収入や世帯収入が少ないことも審査に落ちる理由の1つです。

  • 過去のクレジットカード料金延滞
  • 過去のローン返済延滞
  • 返済能力が低い(収入がない)
  • キャッシング枠を希望した

過去のクレジットカード料金延滞やローン返済延滞の情報は、個人信用情報機関という機関に記録されています。これを「信用情報」と言い、カード会社はカード申込者の信用情報を調べることができるため、過去に延滞の記録が多い人を審査落ちにできます。

また、返済能力が低いと判断されるとイオンカードの審査に落ちる可能性が高いです。イオンカードは専業主婦や学生の方でも申し込み可能となっているため、本人収入だけではなく世帯収入も審査の合否に関わってきます。

そして、イオンカード申し込み時に希望することができる「キャッシング枠」を希望するのも審査に落ちやすくなる原因です。キャッシング枠を希望するとイオンカードでキャッシング(現金を借りる)ができるようになります。キャッシング枠の希望があると、カード会社は現金を貸すリスクがあるため審査が厳しくなります。審査に通りやすくするには、キャッシング枠を希望しない(キャッシング枠0円)で申し込むと良いでしょう。

その他、イオンカードの審査落ちに関する情報は「イオンカードの審査に落ちる理由と審査に落ちたときの対処法」のページで詳しく解説しています。

審査に落ちたらもう一度イオンカードを申し込める?

審査に落ちた場合、再度イオンカードを申し込むことは可能です。しかし、イオンカードの審査に落ちた情報は個人信用情報機関やイオンカードの社内情報として残っているため、審査に落ちてすぐに再度イオンカードを申し込んでも審査に通りにくいです。

イオンカードの再度申し込みは、少なくとも半年~1年の期間を置いてからにしましょう。もしくは、イオンカード以外のクレジットカードを申し込んでみるのが良いでしょう。