クレジットカード申し込み前に審査に通るか確認する方法

クレジットカードは申し込んでみなければ審査結果がわかりませんが、審査通過できるかある程度予測することはできます。

クレジットカードの審査では「3C」という3つの基準で審査を行います。Capacity(経済力)では申込者に安定した収入があるか確認します。Character(性格)では申込者がカード料金を返済してくれる人物か審査します。Capital(資産)では預金や住宅などの資産があるか確認します。

  • Capacity:経済力・資力
  • Character:性格・人格
  • Capital:資産・資本

カード会社はこれらの情報を元に審査を行うため、申し込み前に自身の3Cが問題ないか確認しておくことで審査通過できるかある程度予測できます。

クレジットカードの申し込み資格を確認する

クレジットカードをインターネット上から申し込む場合、申し込み画面に申し込み資格が記載されています。申し込み資格は年齢制限、年収制限、勤続年数制限の3種類があり、条件が厳しいクレジットカードほど審査が厳しくなる傾向があります。

  • 年齢の制限:「18歳以上」「20歳以上」「25歳以上」などの条件
  • 年収の制限:「安定した収入が必要」「年収500万円以上」などの条件
  • 勤続年数の制限:「勤続年数3年以上」「勤続年数5年以上」などの条件

年齢制限は「18歳以上」となっている場合がほとんどですが、一部の審査が厳しいカードやゴールドカードは年齢制限を高めに設定しています。20歳以上でなければ申し込みできないクレジットカードは審査が厳しいと考えておきましょう。

年収制限は「安定した収入が必要」と条件が設定されていることが多いですが、中には年収制限は何も設定されていないクレジットカードがあります。年収制限が設定されていないカードは審査に通りやすく、高い年収が必要と条件に設定されているほど審査は厳しくなります。

ほとんどのクレジットカードは勤続年数制限がありません。「勤続年数が○○年以上必要」と申し込み資格に記載されているカードは審査が厳しいです。

クレジットカードの審査難易度を確認する

クレジットカードによって審査の厳しさが異なります。銀行系クレジットカード、航空系クレジットカード、ゴールドカードは審査が厳しく、安定した収入がないと審査に通りません。銀行系や航空系のクレジットカードは年収200万円~300万円、ゴールドカードは年収300万円以上が審査通過の目安です。

クレジットカードの審査難易度は「クレジットカード審査の難易度をカード種別とランクごとに紹介」のページで詳しく解説しています。

審査通過に十分な年収があるか確認する

クレジットカードは返済能力がある人にのみカード発行されるため、年収は審査において重要な項目です。クレジットカードの審査に通るには年収100万円~150万円以上が最低ラインと言われており、年収200万円以上あれば一般的なクレジットカードの審査通過できる年収となります。

クレジットカード審査における年収とは手取り収入ではなく、税金や保険料を引かれる前の年収です。基本給15万円で働いていたとしたら月収15万円×12ヶ月=年収180万円となり、一般的なクレジットカードであれば審査通過できる年収となります。さらにボーナスが支給される会社に務めているのであれば年収は更に多くなるので、収入の面で審査に落ちる可能性は低くなります。

預金や住宅などの資産を確認する

預金額が多かったり、住宅を持っていたりするとクレジットカード審査に通りやすくなります。資産が多ければクレジットカード料金を毎月きちんと返済できるため、カード会社は安心してカード発行できるからです。

預金額はクレジットカード申し込み時に任意で入力することがほとんどです。預金額をカード会社に教えたくないという方もいると思いますが、預金に余裕があれば審査で有利になるのでできるだけ入力した方が良いです。

住宅はクレジットカード申し込み時に「賃貸」か「持ち家」どちらか必ず選択します。持ち家の方、両親が持っている家に住んでいる実家暮らしの方は資産があると判断されるので審査に通りやすくなります。

信用情報を確認する

信用情報はクレジットカードやローンの利用履歴のことで、クレジットヒストリー(クレヒス)とも呼ばれます。3Cのうち「Character(性格・人格)」は信用情報を元に、信用力がある人かどうか調査されます。毎月クレジットカードやローンの料金を返済していれば「信用できる人」、料金の延滞や滞納があれば「信用できない人」と審査時にカード会社が判断します。

信用情報は個人信用情報機関という機関に記録されていて、個人の方でも自身の信用情報を見ることができます。CIC、JICC、KSCという各個人信用情報機関で約1,000円の手数料を支払ってインターネット上で信用情報を開示できます。

信用情報を確認してクレジットカードやローン料金の返済延滞が記録されていなければ、クレジットカード審査でCharacter(性格・人格)は良好と判断されて審査に通りやすいです。返済延滞の情報が記録されていた場合、審査に通りにくい状態なので審査が厳しいクレジットカードの申し込みは避けたほうが良いでしょう。

クレジットカードの所持枚数を確認する

クレジットカードを持っている枚数は信用情報として記録されているため、審査のときにカード会社は申込者が何枚クレジットカードを持っているか確認できます。クレジットカードを持っている枚数が多いとカード会社から「クレジットカードを発行しても使ってくれないのでは?」「入会ポイントがほしいだけなのでは?」と思われて審査に通りにくいです。

クレジットカードの所持枚数が5枚以上の場合、クレジットカードの入会審査に影響する可能性があります。クレジットカードを持っている枚数が多ければ不要なクレジットカードを解約してから新しいクレジットカードを申し込んだ方が良いです。