イオンカードの種類と一覧、カードごとの特徴を解説

イオンカードは53種類もあって「種類が多くてどれを選べばわからない」という方は多いと思います。イオンカードは種類によって機能が少し異なるので、色々調べて選ぶのは大変だと思います。

「結局どのイオンカードがいいの?」という方向けに結論から言うと、「イオンカードセレクト」が一番おすすめです。デザインカードが良い方は「イオンカードセレクト(ミニオンズ)」イオン銀行を使わない方は「イオンカード(WAON一体型)」を選ぶと良いでしょう。

イオンカードセレクト

  • イオン銀行のキャッシュカード一体型カード
  • イオングループで毎月20日・30日は5%割引
  • イオングループでいつでもポイント2倍
  • 年会費無料・発行手数料無料

イオンカードの大まかな種類

イオンカードは、大きく分けて下記のような種類のカードがあります。

イオンカードの大まかな種類と一覧

イオンカードの大まかな種類 特徴
イオン銀行キャッシュカード付きイオンカード イオンカードをキャッシュカードとして使える
WAON機能付きイオンカード 電子マネーのWAONが使える
交通系ICカード機能付きイオンカード SuicaやSUGOCAなどが使える
イオンデビットカード 支払い金額が銀行ATMから自動で引き落とされる
WAONカード 電子マネーのWAONだけが使える(クレジット機能なし)
デザインカード ディズニーやミニオンズが描かれたイオンカード
ゴールドカード 通常よりも会員特典が多いイオンカード

イオン銀行キャッシュカード付きイオンカード

イオン銀行キャッシュカード付きイオンカードは、イオンカードにイオン銀行キャッシュカード機能が付いたカードです。イオンカードが1枚あれば、クレジットカードとしても使えて、銀行ATMやコンビニATMで入金・出金・送金などができます。

代表的なカードとしては「イオンカードセレクト」があります。イオンカードセレクトは、イオンカードの中で最も一般的でお得なカードです。WAON機能付き、イオン銀行の普通預金金利がお得になる、条件を満たせば無料でゴールドカードになるなどの特典があります。イオンカードを作るなら、イオンカードセレクトが最もおすすめです。

イオン銀行キャッシュカード機能付き

  • イオンカードセレクト
  • イオンカードセレクト(ミニオンズ デザイン)
  • イオンカードセレクト(ミッキーマウス デザイン)

また、イオン銀行ではなく地方銀行のキャッシュカード機能が付いたイオンカードもあります。福岡銀行、鳥取銀行、荘内銀行、三重銀行を利用している方は、下記の地方銀行キャッシュカード付きイオンカードもおすすめです。

地方銀行キャッシュカード機能付き

  • 荘銀イオンカード
  • 福銀イオンカード
  • とりぎんイオンカード
  • 三重銀イオンカード

WAON機能付きイオンカード

WAON機能付きイオンカードは、WAON機能が使えるイオンカードです。多くのイオンカードはWAON機能が使えますが、「イオンSuicaカード」や「イオンデビットカード」など一部のイオンカードはWAON機能が付いていません。

代表的なWAON機能付きイオンカード

  • イオンカードセレクト
  • イオンカードセレクト(ミニオンズ デザイン)
  • イオンカードセレクト(ミッキーマウス デザイン)
  • コスモ・ザ・カード・オーパス

交通系ICカード機能付きイオンカード

交通系ICカード機能付きイオンカードは、SuicaやSUGOCAなど交通系ICカード機能が付いたイオンカードです。イオンカード1枚あれば、別途ICカードを持ち歩かないで良いというメリットがあります。

ただし、交通系ICカードは毎日の出勤や通学で取り出す機会が多く、カードを紛失してしまったときにクレジットカードも同時紛失になるというデメリットもあります。

代表的な交通系ICカード機能付きイオンカード

  • イオンSuicaカード
  • イオンカード Kitaca
  • イオンSUGOCAカード
  • JQ SUGOCA
  • JMB JQ SUGOCA

イオンデビットカード(クレジット機能なし)

イオンデビットカードは、デビットカード機能が使えるイオンカードです。デビットカードとは、カードを利用すると登録された銀行口座から自動的に利用金額が引き落とされるカードのことです。

イオンデビットカードはクレジット機能なしなので、クレジットカードを使いたくないという方におすすめです。ただし、イオンデビットカードは特典が少ないため、基本的にはクレジットカード機能付きのイオンカードを選ぶと良いでしょう。

代表的なイオンデビットカード(クレジット機能なし)

  • イオンデビットカード
  • イオン銀行キャッシュ+デビット

WAONカード(クレジット機能なし)

WAONカードとは、電子マネーのWAONだけが使えるカードです。お店のレジでWAON残高をチャージして、チャージした電子マネー残高を使ってお買い物ができるカードになります。

WAONカード単体では、クレジット機能やデビット機能は付いていません。「クレジット機能もWAONも両方使いたい」という方は通常の「イオンカード」や「イオンカードセレクト」を申し込みましょう。

また、通常の「WAONカード」とは別に「WAONカードプラス」というカードがあります。WAONカードプラスとは、既にイオンカードを持っている方のみが作れるWAONカードで、オートチャージやクレジットチャージの機能が付いています。

クレジット機能なしのイオンカードについては、「クレジット機能なしのイオンカードはありますか?」のページで詳しく解説しています。

代表的なWAONカード

  • WAONカード
  • WAONカードプラス

デザインカード

イオンカードの表面にキャラクターのイラストが描かれているカードのことを「デザインカード」と呼びます。基本的に通常のイオンカードと同じような特典が付いていますが、一部機能が多少異なっているカードもあります。

ポイント獲得のシステムなどは通常のイオンカードと同じなので、「イオンでお買い物する」「かわいいキャラクターのデザインがいい」という方にはデザインカードがおすすめです。

また、デザインカードによっては、クレジット+WAON機能のみの「イオンカード」と、イオン銀行キャッシュカード機能+クレジット+WAON機能の「イオンカードセレクト」の2種類が発行されています。

  • イオンカード:クレジット機能+WAON機能
  • イオンカードセレクト:イオン銀行キャッシュカード機能+クレジット機能+WAON機能

代表的なイオンのデザインカード

  • イオンカードセレクト(ミニオンズ)
  • イオンカードセレクト(ミッキーマウス デザイン)※ゴールドカードもあり
  • イオンカードセレクト(トイ・ストーリー デザイン)※ゴールドカードもあり
  • サンエックスカード(リラックマ)
イオンカードセレクト(ミニオンズ)
イオンカードセレクト(ミニオンズ)

  • ポイントをミニオンズグッズに交換できる
  • イオンシネマ料金がいつでも1,000円
  • ユニバーサルスタジオジャパンでポイント10倍
  • 年会費無料・発行手数料無料

ゴールドカード

「イオンカード」や「イオンカードセレクト」など一部のカードは、カードを使い続けて一定の条件を満たすとゴールドカードに無料で切り替えできます。もちろん、ゴールドカードの年会費も無料です。

イオンゴールドカードの招待状が届く条件は、「年間のカード利用金額が100万円以上」と言われています。(正式には公表されていません)しかし、実際には「年間利用金額が100万円未満でも招待状が届いた」という方も多いので、イオンカードを使い続けていればイオンゴールドカードを手に入れることはできます。

イオンゴールドカードの特典

  • イオンにあるイオンラウンジ(休憩スペース)が使える
  • 羽田空港国内線ラウンジが使える
  • 海外旅行保険、国内旅行保険が無料で付く
  • ショッピングセーフティ保険が最高300万円まで引き上げ(安心)

ゴールドカードに切り替えできる代表的なイオンカード

  • イオンカードセレクト
  • イオンカード
  • イオンカードセレクト(ミッキーマウス デザイン)
  • イオンカードセレクト(トイ・ストーリー デザイン)

イオンカードとイオンゴールドカードの違いについては「イオンカードとイオンゴールドカードの違い」のページで詳しく解説しています。

イオンカードの種類ごとの違いは?

イオンカードの種類ごとの違いは、主に下記のような点です。

イオンカードの種類ごとの違い

  • 特典の違い(イオン銀行特典、海外旅行保険など)
  • WAON機能の有無
  • 提携特典の違い(ガソリン割引など)
  • 年会費の違い
  • 国際ブランドの違い
  • 家族カード有無の違い

イオンカード特典の違い

イオンカードは種類によって特典が少し異なります。たとえば、イオン銀行キャッシュカード機能が付いた「イオンカードセレクト」には、「他行ATM入出金手数料無料」や「普通預金金利がお得になる」という特典が付いていますが、通常の「イオンカード」には上記のイオン銀行に関する特典は付いていません。

他にも、イオンゴールドカードには海外旅行保険や国内旅行保険が付いていますが、通常のイオンカードには付いていません。このようにカードによって微妙に特典の違いがあります。

上記のような理由から、多くの特典が付いた「イオンカードセレクト」を選ぶ方が多いです。当サイトとしても、イオンカードを作る方にはイオンカードセレクトをおすすめしています。

イオンカードセレクト

  • イオン銀行のキャッシュカード一体型カード
  • イオングループで毎月20日・30日は5%割引
  • イオングループでいつでもポイント2倍
  • 年会費無料・発行手数料無料

提携特典の違い(ガソリン割引、割引など)

イオンカードには、コスモ石油でガソリン料金がお得になる「コスモ・ザ・カード・オーパス」というカードがあります。これはイオンカードとコスモ石油が提携した「提携カード」と呼ばれるもので、コスモ石油での給油が会員価格で少しお得になる、一定期間のみ給油が割引になるなどの特典が付いています。

年会費の違い

基本的にイオンカードは年会費無料・発行手数料無料なので、カードを作るのに一切費用はかかりません。ただし、2022年1月現在、下記の一部イオンカードは条件付きで年会費有料となっています。

年会費が有料となる場合があるイオンカード

  • JQ SUGOCA
  • JMB JQ SUGOCA

上記は、どちらのカードも「初年度年会費無料、2年目以降は前年1回以上のショッピング利用で年会費無料」なので、普段からカードを使うなら年会費はかかりませんが、カードを全く使わなかった場合は年会費が1,375円(税込)かかります。

国際ブランドの違い

イオンカードは種類によって「JCBの国際ブランドだけ選べる」「VISA、Mastercard、JCBの中から好きな国際ブランドを選べる」といった違いがあります。たとえば、イオンカードセレクト(ミニオンズ)は「VISAかMastercardのどちらか」しか選べません。

どの国際ブランドを選んだとしても、基本的に普段のお買い物で困ることはありません。ただし、海外旅行や留学に行く予定がある方は、海外で加盟店が多い「VISA」もしくは「Mastercard」に対応しているイオンカードを選ぶのが良いでしょう。

イオンカードの国際ブランドについては「イオンカードはVISA、Mastercard、JCBどれを選ぶべき?おすすめ国際ブランドを紹介」のページで詳しく解説しています。

家族カード有無の違い

家族カードとは、「自分の家族に同じイオンカードを発行できる」というサービスです。イオンカードによっては家族カードの発行に対応していないカードもあります。

家族カードを作れないイオンカードの場合は、家族でそれぞれ個別にイオンカードを申し込めば良いので、特別な理由が無ければあまり気にする必要はありません。

どのイオンカードを選べばいい?

どんな方にでもおすすめできるのは「イオンカードセレクト」です。クレジット機能+イオン銀行キャッシュカード機能+WAONの機能が付いていて、イオンの特典が最大限に付いているカードなので、イオンカードセレクトを選んでおけば間違いないと言って良いでしょう。「イオン銀行はあまり使わない」という方でも、銀行口座は持っておいて損は無いです。もし、将来イオン銀行の口座が必要になったとき、「イオンカードセレクトにしておけばよかった」と後悔しないためにも、迷ったらイオンカードセレクトにしましょう。

「イオン銀行は絶対に一生使わない」と言い切れる方であれば、イオンカード(WAON一体型)がおすすめです。イオンカード(WAON一体型)はイオンカードセレクトからイオン銀行キャッシュカード機能と、イオン銀行に付随する機能が無いイオンカードセレクトのようなものなので、カード機能としては十分優秀です。

「クレジットカードは見た目重視!」という方は、イオンカードセレクト(ミニオンズ)やイオンカードセレクト(ミッキーマウス デザイン)を選ぶと良いでしょう。

ここまでイオンカードの違いを解説しましたが、結局どのイオンカードを選べば良いかわからないという方向けに、おすすめのイオンカードを紹介します。

おすすめイオンカード

カード選びの項目 おすすめのカード
お得に利用したい、どれを選べばいいかわからない イオンカードセレクト
イオン銀行は絶対に使わない イオンカード(WAON一体型)
かわいいデザインのカードがいい イオンカードセレクト(ミニオンズ)、(ミッキーマウス デザイン)
コスモ石油を利用する コスモ・ザ・カード・オーパス

イオンカードの種類によって獲得できるポイントは変わる?

結論から言うと、「WAON機能を使えるイオンカード」はポイント還元率が高くなるので、結果的に獲得ポイントが多くなります。これはイオングループでWAONを使って支払ったときに、獲得ポイントが多くなるのが理由です。

イオンカードは通常、カード利用金額200円ごとに1ポイントの「ときめきポイント」が貯まります。また、イオングループでイオンカードを使ってお買い物すると「いつでもポイント2倍」なので、200円ごとに2ポイント(ポイント還元率1%)となります。

WAONカード機能付きのイオンカードでオートチャージ機能を使うと、オートチャージしたタイミングで200円ごとに1ポイント(0.5%ポイント還元)貯まります。また、イオングループにてWAON支払いしたタイミングで200円ごとに2ポイント(1%ポイント還元)貯まるため、合計でポイント還元率1.5%になります。

獲得ポイントの違い(イオングループのお買い物)

  • イオンカードでクレジット支払い:ポイント還元率1%
  • WAON機能付きイオンカードでWAON支払い:ポイント還元率1.5%

イオングループでは、WAONオートチャージ+WAON支払いが一番お得になるので、WAON機能付きのイオンカードである「イオンカードセレクト」や「イオンカード(WAON一体型)」を申し込むのがおすすめです。

イオンカードセレクト

  • イオン銀行のキャッシュカード一体型カード
  • イオングループで毎月20日・30日は5%割引
  • イオングループでいつでもポイント2倍
  • 年会費無料・発行手数料無料