審査が厳しいクレジットカード

クレジットカードには必ず入会審査がありますが、カード会社によって審査の厳しさが異なります。年収100万円で審査通過できる一般カードもあれば、年収500万円以上なければ審査に落ちるカードもあります。

ここでは、審査が厳しいカードと甘いカードがある理由を解説し、審査が厳しいクレジットカードを紹介します。クレジットカードの審査に落ちた方は参考にしてみてください。

審査が厳しいカードと甘いカードがある理由

クレジットカードによって審査難易度が異なる理由は、カード会社ごとにカード発行する理由が違うからです。審査が厳しいカード会社は収入が多い方に対してカード発行したい、毎月のカード利用金額が多くなる方に対してカード発行したいと考えています。審査が甘いと言われているカード会社は、カード会員数を増やしてお店などの利用者数を増やしたいと考えています。

ゴールドカードなどのステータス性が高いクレジットカードは、収入が多い方に対してカード発行されます。カード会社によっては「一般カードの利用金額が年間100万円以上の方」など、ゴールドカード発行に条件を付けています。これはクレジットカードの利用金額が多い方だけがゴールドカードの特典を利用できるようにするためです。

審査が厳しいクレジットカードの特徴

審査が厳しいクレジットカードには下記のような特徴があります。下記に当てはまるクレジットカードは必ず審査が厳しいというわけではありませんが、基本的には一般的なカードよりも審査基準が厳しく設定されています。

  • 銀行系クレジットカード
  • 航空系クレジットカード
  • 年会費有料クレジットカード
  • プロパーカード
  • ゴールドカード

クレジットカードの種別ごとの審査基準は「クレジットカード審査の難易度をカード種別とランクごとに紹介」のページで詳しく解説しています。

銀行系クレジットカード

銀行系クレジットカードは銀行が発行するクレジットカードです。銀行はカード料金の返済延滞に厳しいため、毎月カード料金を必ず返済してくれる返済能力がある方に対してのみクレジットカードを発行します。

銀行は口座に預けられた「預金」を会社や個人に対して「貸付」することによって利益を得ています。カード料金が返済されないと貸付によって得られる利益がなくなってしまうため、カード料金を返済できない可能性がある方に対してカード発行できません。また、口座に預けられた預金を元に貸付を行っているため、貸付で不利益が出てしまうと銀行は預金者からの信用がなくなってしまいます。そのため、クレジットカードの審査を厳しくしなければいけないという仕組みです。

航空系クレジットカード

航空系クレジットカードは、ANAやJALなどの航空会社が発行しているクレジットカードです。航空会社は飛行機を頻繁に利用してくれる人にカード発行したいと考えています。飛行機の利用者が航空会社のクレジットカードを持っていれば、他の航空会社よりも自社の飛行機を利用してくれるからです。飛行機を頻繁に利用する方の特徴は「仕事で出張が多い」「国内旅行や海外旅行に頻繁に行く」などで、仕事をしていて必然的に経済的に余裕がある人がカード発行対象となり審査が厳しいです。

航空系クレジットカードを利用すると航空会社のマイルが貯まりますが、マイルはクレジットカードのポイントよりも1マイルあたりの価値が高いです。クレジットカード利用による還元が高いということは、カード会員のうち優良顧客の割合を増やして利益を増やさなければいけません。誰にでもクレジットカードを発行しているとカード会社の利益を生み出さないため、審査基準が厳しく設定されています。

年会費有料のクレジットカード

年会費有料カードは年会費無料カードよりも審査が厳しいです。「銀行系クレジットカード」「航空系クレジットカード」「プロパーカード」「ゴールドカード」などは基本的に年会費有料で、安定した収入があって返済能力があると判断された方にのみカード発行しているからです。

年会費有料カードの中でも、年会費が1万円以上に設定されているクレジットカードは特に審査が厳しいです。アメリカン・エキスプレス・カードやダイナースクラブカードなどは基本的に年会費1万円以上に設定されているため、それなりに収入がある方でないと審査に通りません。年会費1万円以内のクレジットカードならそれほど審査は厳しくありませんが、年会費無料カードよりも審査に落ちる可能性は高いと考えておきましょう。

プロパーカード

プロパーカードとは国際ブランドが発行しているクレジットカードです。日本で有名なカードとしては「JCBカード」「アメリカン・エキスプレス・カード」「ダイナースクラブカード」などです。プロパーカードの審査が厳しい理由は、プロパーカード自体にステータス性があるからです。プロパーカードの世間的なイメージとして「お金持ちが持っているカード」「社長が持っているカード」のような認識があり、誰にでもカード発行していると国際ブランドとしての価値が下がってしまうからです。

ただし、「JCB」「アメリカン・エキスプレス」「ダイナースクラブ」の国際ブランドでも、国際ブランド自身が発行していなければプロパーカードではないため、審査はそれほど厳しくありません。たとえば楽天カードやイオンカードでもJCBの国際ブランドを選べますが、これは「楽天カード株式会社」や「イオンフィナンシャルサービス」が発行しているのでプロパーカードではありません。

ゴールドカード

ゴールドカードは申し込み資格に年収制限などの条件があり審査が厳しいです。ゴールドカードの審査に通るには年収200万円~300万円以上が必要と言われていて、カード会社によっては年収500万円以上を申し込み資格としているケースもあります。

ゴールドカードは収入が多い方、信用力がある方を対象としてカード発行しています。誰にでもゴールドカードを発行しているとゴールドカードの価値が下がってしまうため、審査は厳しくなります。ゴールドカードによっては、一般カード利用者に対して送られてくるインビテーション(招待状)が届いた方のみ申し込み可能となっているカードもあります。

審査が厳しいクレジットカード

審査が厳しいクレジットカードを紹介します。下記で紹介するクレジットカードの審査に落ちた方は、審査が厳しくないクレジットカードを申し込んだ方が良いです。

三井住友VISAカード

三井住友VISAカードは三井住友銀行の銀行系クレジットカードなので審査が厳しいです。三井住友銀行は他の銀行やお店などと提携して提携カードを発行しているため、三井住友VISAカードは「三井住友銀行のプロパーカード」と呼ばれることもあり、一般的なクレジットカードと違って審査が厳しいです。

三井住友VISAカードは年収200万円~300万円が審査通過の目安と言われています。審査が通りやすいクレジットカードは年収100万円~150万円が審査通過の目安と言われていることから、三井住友VISAカードは審査基準が厳しいことがわかります。

JCBカード

JCBカードは国際ブランドのJCBが発行しているプロパーカードなので審査が厳しいです。JCBは三井住友銀行と同じように、他社と提携して提携カードを発行しているため、JCBカードは「JCBのプロパーカード」と呼ばれることもあります。

JCBカードの審査通過目安は年収200万円~300万円と言われています。JCBが発行するクレジットカードは海外旅行傷害保険などの特典が付いているカードも多く、それなりに年収が多い方がカード発行対象と言って良いでしょう。

ANAカード

ANAカードは航空会社のANAが発行している航空系クレジットカードなので審査が厳しいです。ANAカードにはいくつか種類がありますが、年会費有料カードが多く安定した収入がなければ審査に落ちる可能性があります。

ANAカードの審査通過目安は年収200万円以上と言われており、銀行系クレジットカードよりも審査通過のための必要年収は少ないです。しかし、正社員で安定した収入がある方、年収が高い方でないと審査通過は難しいでしょう。

JALカード

JALカードは航空会社のJALが発行している航空会社クレジットカードなので審査が厳しいです。ただし、JALカードは学生専用カード「JALカード navi」や20代限定「JAL CLUB EST」など、様々な属性の方に向けたクレジットカードを発行しています。そのため、申し込むカードの種類を間違えなければ学生の方や20代の方でも審査に通る可能性は十分にあります。

一般的なJALカードは、ANAカードと同じく年収200万円以上が審査通過目安です。学生専用カードや20代限定カードなら年齢に合った審査基準で審査を行ってくれるため、年収が200万円未満でも審査に通る可能性はあります。

アメリカン・エキスプレス・カード

アメリカン・エキスプレス・カードは、国際ブランドのアメリカン・エキスプレスが発行しているプロパーカードです。アメリカン・エキスプレス・カード(アメックスグリーン)は一般カードでも年会費12,000円(税抜)、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(アメックスゴールド)は年会費29,000円(税抜)となっており、年会費の高さからステータス性が高い、審査が厳しいことがわかります。

アメリカン・エキスプレス・カードの審査通過目安は年収300万円以上と言われており、銀行系クレジットカードや航空系クレジットカードよりも審査が厳しいです。国際ブランドがアメリカン・エキスプレスでも「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」や「楽天カード・アメリカン・エキスプレス・カード」のような提携カードならプロパーカードではないため、年収300万円未満でも審査に通る可能性は十分にあります。

ダイナースクラブカード

ダイナースクラブカードは国際ブランドのダイナースクラブが発行するクレジットカードなので審査が厳しいです。ダイナースクラブカードは一般カードでも年会費22,000円(税抜)で、入会の目安として「27歳以上の方」と審査通過の目安となる年齢も公式サイトに記載されています。

ダイナースクラブは年収500万円以上が審査通過の目安と言われており、一般の会社員の方でも年収が多くないと審査に通る可能性は低いです。アメリカン・エキスプレス・カードとダイナースクラブカードは審査が厳しいクレジットカードとして有名ですが、年会費と申し込みの条件だけで見るとダイナースクラブカードの方がハードルは高いです。