クレジットカードでキャッシングするには「キャッシング枠」が必要です。キャッシング枠をつけるには原則として本人収入が必要なので、収入がない専業主婦の方はキャッシングできません。
しかし、銀行系クレジットカードや配偶者貸付できるクレジットカードなら、本人収入がない専業主婦でもキャッシング枠を付けられます。また、旦那さまにキャッシング枠つきの家族カードを発行してもらってキャッシングする方法もあります。
| 主婦がキャッシングする方法 | 特徴 |
|---|---|
| 銀行系クレジットカードのキャッシング | 主婦の本人収入がなくてもキャッシング枠をつけられる |
| 配偶者貸付によるキャッシング | 世帯収入に応じてキャッシング枠をつけられる |
| 家族カードのキャッシング | 旦那さまのカードを使ってキャッシング枠をつけられる |
このページでは、主婦の方がキャッシングする方法と手順を解説します。
銀行系クレジットカードでキャッシングする
収入がない主婦の方がキャッシング枠をつけられない理由は、総量規制という法律で「キャッシング枠は本人年収の3分の1まで」と決まっているからです。しかし、銀行系クレジットカードは総量規制の対象外なので、本人収入がない専業主婦でもキャッシング枠をつけられます。
銀行系クレジットカードでキャッシング枠を申し込んだ場合、世帯年収（旦那さまの年収）を元にどれくらいキャッシング枠をつけられるか審査されます。そのため、キャッシングの利用限度額は審査結果によって異なります。
そのため、キャッシング枠が「5万円～20万円ほどあれば良い」という主婦の方には、銀行系クレジットカードの発行をおすすめします。
銀行系クレジットカードの種類
銀行系クレジットカードとは銀行が発行しているクレジットカードです。代表的な銀行系クレジットカードは下記のようなカードがあります。
| クレジットカード名 | カード発行元の銀行 |
|---|---|
| イオンカードセレクト | イオン銀行 |
| 地方銀行が発行しているカード | 地域によって銀行は異なる |
| MUFGカード | 三菱東京UFJ銀行 |
銀行系クレジットカードで最もおすすめなのがイオンカードセレクトです。銀行系クレジットカードは一般的に審査が厳しいと言われていますが、イオンカードセレクトは本人収入がない専業主婦でも作れるクレジットカードです。
※イオンカードセレクトが主婦でも作れるということは「イオンカードは専業主婦・パート主婦でも作れる」のページで解説しています。
また、一般的に、銀行系クレジットカードは年会費がかかるカードが多いですが、イオンカードセレクトは年会費無料・発行手数料無料です。カードを作るのに費用は一切かかりません。
また、イオンカードセレクトは「20日・30日はイオングループで5％割引」「イオングループでポイント2倍」の特典もあります。このような特典を活かせるため、主婦の方にはイオンカードセレクトがおすすめです。
銀行系クレジットカードのキャッシング手順
銀行系クレジットカードでキャッシングする場合、通常のクレジットカードと同じようにインターネットから申し込みます。カード申し込み時に「キャッシング枠あり」を選択して「キャッシング希望額」を入力しましょう。
銀行系クレジットカードでキャッシングするまでの手順
- クレジットカードの申し込みページにアクセスする
- 申し込み情報（住所や連絡先など）を入力する
- 「キャッシング枠あり」を選択して「キャッシング希望額」を入力する
- クレジットカード申し込み完了
- 審査結果を待つ
- クレジットカードが郵送で届く
- 銀行やコンビニATMにクレジットカードを挿入してキャッシングする
配偶者貸付でキャッシングする
配偶者貸付とは、主婦の方と配偶者（旦那さま）の合計年収の3分の1までキャッシングできる制度です。たとえば、主婦の方の年収が50万円、旦那さまの年収が250万円だとすると、年収合計300万円なので3分の1である100万円までキャッシングできることになります。銀行系クレジットカードのキャッシングとは違って、高額のキャッシング枠をつけられるのが特徴です。
ただし、配偶者貸付にはいくつかデメリットがあります。まず、配偶者貸付を実施しているカード会社が少ないことです。そして、配偶者貸付を利用するには配偶者貸付の申込書、収入証明書、婚姻関係証明書をすべて用意する必要があることです。配偶者貸付は、他のキャッシング方法と違って手間がかかります。
どうしても配偶者貸付をしたいという方にはセディナカードがおすすめです。セディナカードの公式ページでは、配偶者貸付を利用できると記載されています。
配偶者貸付で必要なもの
配偶者貸付を利用するには下記の書類がすべて必要です。
- 配偶者貸付の申込書（カード会社のホームページから印刷）
- 収入証明書（旦那さまの収入証明書、パート主婦の方はパート収入証明書も必要）
- 婚姻関係証明書（住民票の写しを提出）
配偶者貸付の申込書はカード会社のホームページから印刷し、必要事項を記入して提出します。収入証明書は旦那さまの給与明細書や源泉徴収票が必ず必要で、パート主婦の方はパートの給与明細書や源泉徴収票を用意しましょう。婚姻関係証明書は婚姻関係を証明するため「続柄」が記載された住民票の写しである必要があります。
配偶者貸付のキャッシング手順
すでに配偶者貸付できるクレジットカードを持っている場合、上記で説明した必要なものを準備してカード会社に提出することでキャッシングが利用可能になります。
配偶者貸付できるクレジットカードを持っていない場合、クレジットカードを申し込んでカードが手元に届いてから配偶者貸付の申し込みを行う必要があります。
家族カードでキャッシングする
家族カードとは、カード会員の家族に発行できる追加カードのことです。旦那さまがキャッシング枠つきのクレジットカードを持っている場合、旦那さまに家族カードを発行してもらうことで主婦の方でもキャッシングできるようになります。
家族カードのキャッシング枠は、本カード会員（旦那さま）のキャッシング枠と共有になります。たとえば、キャッシング枠30万円のクレジットカードで旦那さまが20万円のキャッシングを利用していると、主婦の方は残りの10万円までしかキャッシングできません。
また、家族カードのクレジットカード利用料金やキャッシング利用料金は、すべて本カード会員（旦那さま）が登録している銀行口座から引き落としになります。
家族カードのキャッシング手順
旦那さまがクレジットカードを持っていない場合、まずクレジットカードを作ってもらう必要があります。新規クレジットカード申し込み時には、「家族カードを同時に申し込む」「キャッシング枠を申し込む」ことを忘れないようにしましょう。
すでに家族カードを持っているけれどキャッシング枠がついていない主婦の方は、旦那さまにキャッシング枠の増枠申請をお願いしましょう。カード会員専用サイトから「キャッシング枠の申し込みページ」を開いて、キャッシング枠をつけることができます。
旦那さまがキャッシング枠つきのクレジットカードを持っている場合、家族カードを発行してもらうだけで主婦の方はキャッシングできるようになります。カード会員専用サイトから「家族カードの申し込み」ページを開いて、家族カードを申し込みましょう。