クレジットカードのデメリット

クレジットカードは現金よりも支払いが楽で便利ですが、下記のデメリットもあります。

  • 金遣いが荒くなる
  • キャッシング・リボ払いは手数料がかかる
  • 紛失・盗難による不正利用の可能性
  • カード料金返済の延滞で信用情報が傷つく
  • クレジットカードによっては年会費がかかる

ここでは、クレジットカードのデメリットについて解説します。

金遣いが荒くなる

現金で支払っていれば財布の中を見て「お金を使いすぎた」とすぐにわかりますが、クレジットカードを使っていると今月いくら使ったかわからなくなり、金遣いが荒くなる方もいます。

また、クレジットカード払いがメインになると現金をあまり使わなくなり、銀行口座にいくらお金が入っているかわからず、高額な商品を購入してしまう場合もあります。

クレジットカードの支払い料金は、カード会員サイトやスマートフォンアプリなどで簡単に確認することができるので、定期的に利用料金をチェックすると良いでしょう。

キャッシング・リボ払いは手数料がかかる

クレジットカードの一括払いは手数料がかかりませんが、キャッシングやリボ払いの機能を使うと金利手数料がかかります。特にリボ払いは長期間に渡ってリボ払い残高を返済するため、金利手数料で返済がなかなかできなくなり借金地獄に陥る方もいます。

クレジットカードを作るときには、キャッシングを利用できる上限額「キャッシング枠」の希望額を設定することができます。キャッシングを利用したくない方は、クレジットカードを作るときにキャッシング枠0円で申し込むと良いでしょう。

また、「一括払いのつもりで払っていたのにリボ払いになっていた」ということがないように、自分が作るクレジットカードがリボ払い専用カードではないことを確認して申し込みましょう。また、クレジットカードの利用明細などでリボ払い残高が0円になっているか確認することで、自分がリボ払いで払っているのか一括払いで払っているのか確認することができます。

紛失・盗難による不正利用の可能性

クレジットカードを落としたり盗まれたりすると、第三者に不正利用される可能性があります。特にクレジットカードを複数枚持っていると、クレジットカードをなくしたことに気づかず、知らないうちに不正利用されていたというケースもあります。

また、クレジットカード本体を盗まなくても、スキマーという機械でクレジットカードの情報を抜き取るスキミングという犯罪もあります。スキミングは電車やバスの中でカバンの外側などから機械を当てて情報を抜き取る犯罪なので、盗まれた本人が気づかないことが多いです。

多くのカード会社には、不正利用で失った金額を補償する盗難補償があります。基本的に盗難補償でカード会社が全額補償してくれますが、盗難から2ヶ月~3ヶ月以内にカード会社に申告する必要があるため、毎月の支払い金額が正しいか利用明細をきちんと確認することが大切です。

カード料金返済の延滞で信用情報が傷つく

銀行口座にお金が入っていないなどの理由で、クレジットカードの支払いが延滞となってしまうと、カード会員の「信用情報」という情報が傷つきます。信用情報は個人信用情報機関という機関に記録されている情報で、クレジットカード、ローンなどの返済をきちんと行っているかカード会社やローン会社が把握するために利用しています。

もし、クレジットカードの返済が長期間されておらず支払い延滞となっていた場合、信用情報が傷ついてしまいブラックリスト入りと呼ばれる状態になります。ブラックリスト入りすると、クレジットカードやローンの審査に通らなくなり、世間的な信用がなくなってしまいます。

クレジットカードを使うのであれば、毎月きちんと返済することが大切です。

クレジットカードによっては年会費がかかる

クレジットカードには年会費無料のクレジットカードと年会費有料のクレジットカードがあります。年会費有料のクレジットカードは、毎年年会費がかかるため、クレジットカードを使わなかったとしても費用がかかります。

クレジットカードによっては、年に1でもクレジットカードを使えば年会費無料となるなるクレジットカードもあります。自分が持っているクレジットカードが年会費無料なのか年会費有料なのか理解しておくことが大切です。

また、これからクレジットカードを作る方は、年会費を気にせず持つことができる年会費無料のクレジットカードをおすすめします。基本的には年会費無料のクレジットカードでも年会費有料のクレジットカードと機能は同じです。また、年会費無料のクレジットカードでも様々な特典が付いていることもあり、カードによっては年会費有料のものより優れていることもあります。