学生がクレジットカードを申し込むとバイト先に在籍確認がある?

学生がクレジットカードを申し込むと、カード会社からアルバイト先に在籍確認の電話がかかってくる可能性があります。しかし、アルバイト先に在籍確認の電話がかかってくる確率は20%~30%と言われており、在籍確認が行われる可能性は低いです。

「アルバイト先に電話をかけてほしくない」「電話で変なことを聞かれないか不安」という方もいると思います。ここでは、学生がクレジットカードを申し込んだ場合にかかってくる可能性がある在籍確認の電話について解説します。

アルバイト先への在籍確認は申し込みから約1週間後

アルバイト先にかかってくる在籍確認の電話は、クレジットカードを申し込んでから約1週間後に行われます。在籍確認の電話はクレジットカード審査の終盤に行われるため、審査が早いクレジットカードだと申込後3日~5日に在籍確認を行うケースもあります。

また、在籍確認の電話は平日の日中帯にかかってきます。平日の日中帯は申込者の職場に電話が繋がりやすく、素早く在籍確認を済ませられるからです。

在籍確認の電話は初めてクレジットカードを作る方など信用力が低い場合に行われます。もちろん、クレジットカードの審査に何も問題なければ、アルバイト先に在籍確認の電話はかかってきません。

在籍確認の電話で聞かれること

アルバイト先への在籍確認の電話で聞かれることは「本当にアルバイト先で働いているか」です。カード会社はクレジットカード申込時の申告に嘘や誤りがないことを確認するため、在籍確認の電話を行っています。

また、在籍確認の電話をかけたときに、カード申込者が勤務中の場合は「電話を繋いでもらえますか?」と言われる場合があります。その時は電話を代わってもらい、名前や生年月日など聞かれたことを伝えれば良いです。

在籍確認の電話で年収・借金・就職先など答えにくい質問は行われません。電話でカード申込者が働いていることだけ確認できれば在籍確認は完了します。

在籍確認の電話が繋がらないと審査に通りにくくなる

在籍確認の電話が繋がらなかった場合、日付や時間を変えて何度か電話をします。それでも電話が繋がらなかった場合はクレジットカードの審査に落ちる可能性があります。

カード会社は、カード申込者が本当にアルバイト先に務めているのか、本人が働いていて収入があるのか確認したいと考えています。そのため、アルバイト先に電話が繋がらなければその分クレジットカードの審査に通る可能性は低くなってしまいます。

在籍確認の電話を回避するには

学生でアルバイトをしている方は、アルバイト先に在籍確認の電話をかけてもらうと信用力が増すため、電話をかけてもらった方が良いです。しかし、様々な理由でアルバイト先に電話をかけてほしくない方もいると思うので、ここでは在籍確認の電話を回避する方法を紹介します。

申込時にアルバイト先を記入しない

「短期バイトなのですぐアルバイト先が代わってしまう」「派遣社員として登録しているけど今は働いていない」など、長期的な雇用契約ではない場合はクレジットカード申込時にアルバイト先を記入しないことで在籍確認の電話を回避できます。

クレジットカード申込時にアルバイト先の申請がなければカード会社は在籍確認を行いません。自身の携帯電話や固定電話に本人確認の電話がかかってくる可能性はありますが、アルバイト先への在籍確認の電話は回避できます。

キャッシング枠を申し込まない

クレジットカードには現金を借りられるキャッシング機能があります。クレジットカード申込時にキャッシング枠を申し込むと審査が厳しくなるため、在籍確認の電話がかかってきやすくなります。

そのため、クレジットカード申込時には「キャッシング枠なし」を選択することで、アルバイト先に在籍確認の電話がかかってくる可能性を低くできます。

他のクレジットカード料金を毎月返済する

カード会社が在籍確認を行う理由は、カード申込者の信用力が低いからです。すでにクレジットカードを持っている方は、毎月クレジットカードを使ってカード料金を返済した履歴(信用情報)を残すことで信用力が上がり、在籍確認の電話が行われにくくなります。

また、毎月クレジットカードを利用している履歴が残っていると「カード料金を毎月きちんと返済できる人」とカード会社から判断され、クレジットカード審査に通りやすくなります。

本人確認・親権者の同意確認の電話がかかってくる可能性がある

アルバイトをしていない方、申込時にアルバイト先を記入しなかった方でも、「本人確認」や「親権者の同意確認」の電話がかかってくる可能性があります。

本人確認とは、申込者の携帯電話や固定電話に電話がかかってくることです。親権者の同意確認とは、申込者が未成年(18歳~19歳)だった場合に親の同意を確認する電話のことです。

  • 在籍確認:アルバイト先や職場で働いていることを確認する電話
  • 本人確認:携帯電話や固定電話の連絡先が本人のものか確認する電話
  • 親権者の同意確認:申込者の親がクレジットカードを作る許可を出しているか確認する電話

本人確認の電話は在籍確認の電話と違って、アルバイトをしていない方でもかかってくる可能性があります。そのため、クレジットカード申し込みから1週間~2週間は、知らない電話番号からかかってきた電話にも出るようにしましょう。

18歳~19歳の学生の場合は、親権者の同意確認が必ず行われます。電話もしくは書類で親権者の同意確認を行います。電話がかかってきて「ご両親に電話を繋いでもらえますか?」と言われたら、両親に電話を代わってクレジットカード発行に賛成していることを伝えてもらいましょう。