学生(大学生、短大生、専門学校生など)の方でも審査に通ればクレジットカードを2枚以上作れます。クレジットカードを2枚以上持っていれば、ポイントや割引の特典も利用できるシーンが増えてお得です。
また、クレジットカードを1枚しか持っていないとお店によって支払いに対応してないこともあるので、2枚以上クレジットカードを持っておいた方が良いです。
学生でもクレジットカードを2枚以上作れる
クレジットカードは持てる枚数の上限はないので、2枚以上持つことができます。学生でも申し込みできるクレジットカードを申し込みすれば、審査にも通りやすいです。
また、2枚目のクレジットカード申し込みは審査に有利です。1枚目のクレジットカードを利用した「信用情報」の履歴が個人信用情報機関という機関に残っているので、カード会社は「毎月カード料金を返済できる学生」と判断してくれるからです。
学生が2枚目のクレジットカードを作るメリット
学生が2枚目のクレジットカードを作るメリットを紹介します。
利用限度額の合計金額が増える
利用限度額(ショッピング枠)はクレジットカードで1ヶ月に支払いできる金額の上限です。2枚目のクレジットカードを作ると合計の利用限度額は増えるので、1枚のクレジットカードが利用限度額オーバーになっても2枚目のカードで買い物できます。
たとえば、1枚目のクレジットカードが利用限度額10万円、2枚目のクレジットカードが利用限度額20万円だとすると、合計利用限度額は30万円になります。
学生はアルバイトをしていても収入は少なく、アルバイトしていない方だと収入は0円です。そのため、カード会社は学生の利用限度額を10万円~20万円のように低く設定します。
クレジットカードの利用限度額を上げてもらうには増枠審査が必要です。収入が少ない学生は増枠審査にも通りにくいので、2枚目のクレジットカードを作って擬似的に利用限度額を増やすことができます。
2種類の国際ブランドが使える
2枚目のクレジットカードを作るとき、1枚目とは別の国際ブランドを選ぶことでカード支払いできる国際ブランドが増えます。お店によっては「VISAのみ支払い可能」や「JCBのみ支払い可能」のように加盟している国際ブランドが違うので、複数の国際ブランドを持っている方が支払いに便利です。
日本国内・海外ともに、支払いできるお店が多いのは「VISA」と「Mastercard」です。「JCB」は個人経営のお店などでは支払いに対応していない場合があります。
そのため、1枚目に「JCB」のカードを作った方は、2枚目のクレジットカードは「VISA」か「Mastercard」がおすすめです。
おすすめの国際ブランドの組み合わせ
- VISA+Mastercard
- VISA+JCB
- Mastercard+JCB
2枚目のクレジットカードの選び方
2枚目のクレジットカードは下記のような基準で選ぶと良いです。
- 卒業後もそのまま使えるカードを選ぶ
- 年会費無料のカードを選ぶ
- よく利用するお店で特典のあるカードを選ぶ
卒業後もそのまま使えるカードを選ぶ
クレジットカードには学生限定で作れる「学生専用カード」があります。学生専用カードの種類によっては、大学や専門学校を卒業したタイミングで年会費有料のクレジットカードに切り替わる場合もあります。
学生が2枚目のクレジットカードを作るなら、卒業後もそのまま使えるカードを選ぶと良いです。
年会費無料のカードを選ぶ
年会費有料のクレジットカードを何枚も持っていると、枚数分だけ年会費がかかります。クレジットカードを複数枚持つなら年会費無料のクレジットカードを選びましょう。
特に、クレジットカードを2枚持っていると片方をあまり使わなくなる場合もあります。1枚を使わなくなってしまったとき、年会費有料のカードだと毎年費用が無駄になってしまうので、解約する手続きなども発生する場合もあります。
よく利用するお店で特典のあるカードを選ぶ
2枚目のクレジットカードを作るなら、よく利用するお店で割引やポイントなどの特典のあるカードを選びましょう。たとえば、楽天市場をよく利用するなら楽天カード、イオングループでよくお買い物するならイオンカードのように、特定のお店でお得になるカードがおすすめです。
クレジットカードのポイント還元率は0.5%~1%が一般的です。普通にカード使っていてもポイントは貯まりづらいので、カード特典にある「ポイント2倍」や「お店で5%割引」のような特典を利用しましょう。
メインカードとサブカードを決める
2枚以上クレジットカードを持つなら、普段のお買い物に利用する「メインカード」と、特定のお店だけで使う「サブカード」を決めておきましょう。
メインカードは、様々なお店で支払いに使うのでポイント還元率が高いカードを選びます。
- メインカード:ポイント還元率が高いカード
- サブカード:特定のお店でポイントや割引の特典があるカード
学生がクレジットカードを2枚持ちする際の注意点
学生がクレジットカードを2枚持ちする際の注意点を解説します。
クレジットカード多重申し込みに注意
クレジットカードを短期間に複数枚申し込むことを「多重申し込み」と言います。多重申し込みするとカード会社から「クレジットカードを悪用するのでは?」と疑われて、クレジットカードの審査に落ちやすくなります。
一般的に6ヶ月以内に3枚~5枚以上クレジットカードを申し込むと多重申し込みとして判断される可能性があります。特に学生の方は収入が少ないので、多重申し込みのチェックは厳しいです。半年以内に申し込むクレジットカードは3枚以内にしましょう。
クレジットカードごとに支払日が違うので注意
カード会社ごとにクレジットカードの支払日は異なります。今月のカード料金は支払ったと思っていても、2枚目のカード料金の請求がきて返済ができないことがないように、カードごとの支払日を確認しておきましょう。
2枚以上カードを持っていてもきちんと管理しましょう
2枚以上クレジットカードを持っていると、使わなくなったカードの利用明細を確認しなくなる場合があります。使わなくなったクレジットカードの利用明細も毎月確認しないと、不正利用の被害にあったときに気づかなくなります。
多くのカード会社は、「不正利用があった場合は2ヶ月~3ヶ月以内にカード会社に申告してください」のように、利用規約に書かれています。通常は不正利用があった場合でもカード会社が全額補償してくれますが、申告が遅れてしまうと補償されなくなる場合もあるので注意しましょう。